六本木ハロウィーン、刹那な人間模様を観察

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人々が行き交う街角。そこに足をとめ、通りすがりの人に目を向ける番組『ドキュメント72時間』(NHK総合、毎週金曜22:50)。12月2日は、「六本木ハロウィーン 仮面の告白」と題して、10月下旬の六本木に3日間カメラをすえた模様を放送する。

年々勢いを増すハロウィーン。中でも数十年と、最も古い歴史を誇るのが六本木。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追いだす古代ケルト人が起源と考えられている祭。その後アメリカなどで定着し、日本にも1990年代後半あたりから菓子メーカーの参入やイベント開催などの“ハロウィーン商戦”が見られるようになった。

今回の舞台・六本木は、もともと外国人が多く集まる場所柄ということもあり自然発生的に始まった現象ながら、今では駅前交差点に国籍も様々な老若男女が密集する大混雑ぶりだ。10月下旬になると、地下鉄六本木駅や喫茶店アマンドのトイレは、着替える人々で常に満員。お気に入りのコスチュームに身を包むと、彼らは一斉に路上に出て、何処を目指すでもなく朝までさまよい続ける。

素顔を隠して刹那に楽しむ彼らの正体は、「将来には不安しかない」と話す日本人派遣社員や、故郷を離れ六本木で生きてきた夜の女たち、さらには内戦から逃げてきた外国人など様々。異なるバックボーンを持つ人々は何を求めて街を練り歩き、どんな場所に帰って行くのか? 六本木アマンド前の交差点を舞台に、人生が交錯する3日間を描き出す。