日常に潜む様々な“知らない世界”に精通したゲストが登場し、マツコ・デラックスにその魅力をプレゼンする番組『マツコの知らない世界』(TBS系列、毎週火曜20:57~)。11月22日は、根暗な人生をコインランドリーに救われた男・藤原健一さん(47歳)が、「東京コインランドリーの世界」を案内した。
宮城県・石巻市出身の藤原さんは人付き合いが苦手で、暗い青春時代を送ってきたとか。上京して就職するも、転職を11回も繰り返していた。そんな中、34歳の頃から住宅地図を眺めてコインランドリーに興味を持つように。ハマったきっかけは「無人だから」らしい。対人関係が苦手な藤原さんにとって、コインランドリーは気軽に立ち寄れる場所だったという。その後、東京都内すべてのコインランドリーを調査開始。自称「コインランドリー刑事」の藤原さんが、東京2,300軒以上から厳選した温もりあふれる超個性派コインランドリーを紹介する。
■「コインランドリー刑事」の日常捜査
1日に20軒の巡回捜査を行う藤原さんに密着。取材当日に訪れたのは、新宿区・中井にある「モンブラン コインランドリー」。13回目の訪問らしいのだが、まずは営業しているかどうかを確認。そして、外観の写真を30枚以上撮る。ひたすら撮りまくる藤原さんの姿にマツコは「これ不審者だよ」とあきれ顔。お客さんがいないことを確認したら、店内の様子も撮影する。
「東京都23区と市区町村は全部行った」と話す藤原さんオリジナルのコインランドリー分布図がスタジオに登場。コインランドリーが一番多い地域は、豊島区の南長崎だとか。
■劇的進化! 今行くべき最新ランドリー
・渋谷区 代々木「WASH&FOLD」
靴が洗えるコインランドリー。店内にある「AQUAスニーカーランドリー」は2足で300円。所要時間は40分。クリーニング店は1足で約2,000円なので、かなりお得。強力な洗浄力で、靴ひもまできれいになる。靴専用ウォッシャーがある店は増えているようで、都内に約100店舗。全国では約6,400店舗あるという。
・新宿区 下落合「くるまコインランドリー」
待ち時間を有効的に利用したい人におすすめの滞在型コインランドリー。女性にとってうれしい完全予約制のネイルサービスも。値段は「ジェルネイル」が税込で4,000円と、お手頃価格だ。マツコも「値段が安いし、時間的にちょうどいいかも」と興味津々。
■2300軒から厳選!超個性派ランドリー
・葛飾区 柴又「にがおえコインランドリー」(3号店)
店内に似顔絵が200枚以上。店主の菅野武志さん(80歳)が60歳から描き始めた作品のコピーが貼られている。一番多い絵は、土地柄的にやっぱり寅さん。葛飾区に4店舗あるという。
・八王子市 下柚木「コインランドリー 洗濯天国」
オーナー・洞宗男さん(69歳)と交換日記ができる“ふれあい型”コインランドリー。利用者がノートに残したメッセージに対して、オーナーが返事を書いたことがきっかけで始まった。38年間続いていて、今では洞さんの娘も参加。藤原さんとマツコも、そのノートにメッセージを書き込んでいた。
この日は他に、CMプランナーの前田康二さんが、思わず口ずさんでしまう「CMソングの世界」を紹介した。