新垣結衣×星野源だけじゃない!柴咲コウ、雛形あきこはドロドロだった“契約結婚”

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フジテレビ系列で、2005年7月期に放送された昼のテレビドラマ『契約結婚』(東海テレビ制作)。1961年(昭和36年)に発表された石川達三の著書『僕たちの失敗』を原作としており、設定を現代に変えて、“契約結婚”した夫婦の悲劇と愛憎を描いた。主演を務めたのは、当時27歳で昼ドラ初主演となった雛形あきこ。女性月刊誌の編集部に勤める伊吹万砂子(雛形)は、同じ会社のマーケティング部の福田信太郎(長谷川朝晴)と恋愛中だったが、そんな時、実家の父から万砂子に見合い話が持ち込まれる。万砂子は信太郎に見合いの件を切り出すが、「永遠の愛を信じない」という信太郎は、結婚にも否定的だった。失望した万砂子は信太郎に別れを告げるが、見合い当日に突然信太郎が現れ、万砂子に結婚を申し込む。しかし、信太郎が持ち掛けたのは、彼が理想とする“契約結婚”だった。

さらに、日本テレビ系にて2015年1月期に放送されたドラマ『○○妻』。柴咲コウが初めて連続ドラマの単独主演を務め、『家政婦のミタ』で知られる遊川和彦が脚本を手がけた話題作だ。ニュースキャスター・久保田正純(東山紀之)と、その妻・ひかり(柴咲)は誰もが認める理想の夫婦だったが、実はさまざまな秘密があった。ひかりと正純は籍を入れておらず、3年ごとに更新する契約書を交した上で一緒に暮らしている“契約関係”だった。そんな中、6年目の契約更新の際、正純はひかりに「本当の夫婦になりたい!」とプロポーズ。しかし、ひかりはそれを拒否。あくまでも“契約”にこだわろうとするのだった。

『契約結婚』と『○○妻』は、浮気や親との確執、過去のトラウマなど、かなりヘビーな内容となっており、ドロドロとした人間関係が渦巻くストーリーが展開。“契約結婚”のシビアな側面をあぶり出し、赤裸々な人間模様を描いている。一方で『逃げ恥』は、これらの作品とは一線を画し、軽やかに現代的な“契約結婚”の形を描く。もし“契約結婚”を考えている人がいたら、ぜひ参考のために両方の作品を見た上で検討してほしいものである。

そんな『逃げ恥』だが、雇用関係でありながら、第4話の終盤でみくりは「私の恋人になってもらえませんか?」と津崎に提案。さらに第5話では、毎週火曜を「ハグの日」と制定し、まるで本当の恋人のような空気をかもし出すことに成功。そして昨日放送された第6話では、ついに津崎がみくりにキスをしてしまう。

11月22日放送の第7話では、みくりの誕生日が1ヶ月も過ぎていることに気づいた津崎が、プレゼント探しに奮闘。一方みくりは、キスをされて淡い期待を抱いたのもつかの間、またも壁を作りはじめてしまった津崎の反応が理解できずにいた。そして、せっかく決めた「ハグの日」も、まるでキスを後悔しているかのように、仕方なさそうにことを済ませる津崎。その態度にみくりの不満がつのり始める……。

徐々に惹かれ合っていくみくりと津崎。“契約”で結ばれた2人の関係は、これからどう変化していくのか。ますます見逃せない展開が続きそうだ。

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