人々が行き交う街角。そこに足をとめ、通りすがりの人に目を向ける番組『ドキュメント72時間』(NHK総合、毎週金曜22:50)。10月14日は、神奈川・平塚にある精肉店に3日間カメラをすえた模様を放送する。
団地の片隅で39年続くこの精肉店は、一見普通の店構えながら、並んでいるのは「牛の腎臓」から「豚の血」まで、めったに見かけない肉ばかり。多彩な品揃えを目当てに訪れるのは、数万円の肉をまとめ買いするペルー人や、大家族のために腕をふるうフィリピン女性など様々。大量に買われた肉は、それぞれのキッチンで各国料理に早変わりする。お腹いっぱい肉料理を食べて、異国で生きていく人々の物語を見つめた。