巨大コウモリが木に鈴なり!年に一度の大スペクタルを調査

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日本国内の身近な自然から、世界各地の未知の自然まで実に様々な物語を紹介する人気自然番組『ダーウィンが来た!生きもの新伝説』(毎週日曜 19時30分~NHK総合)。9月11日は、「1000万匹! 巨大コウモリ 世界一の大集結」を放送する。

アフリカ南部・ザンビアの小さな森で、世界最大のスペクタクルが繰り広げられる。1000万匹もの巨大コウモリ・ストローオオコウモリが大集結。空を覆いつくす圧巻の光景は、まるでハリウッド映画さながらの迫力だ。彼らは、ふだんはアフリカ中部の熱帯雨林に広く生息しているが、年に一度、このように大集結する。木という木に鈴なりにぶら下がるオオコウモリは、その重さで大木まで倒してしまうほど……。さらに、オオコウモリを狙ってゴマバラワシなど巨大なワシが続々と襲来。壮絶な攻防が繰り広げられる。

番組取材班は、この大集結の謎を探るため、オオコウモリの行動を徹底追跡。すると、夕方、ねぐらである小さな森に飛び立ったオオコウモリは、周辺の森に散らばって果実を食べていた。この時期、ザンビアでは様々な果実が一斉に実をつける。オオコウモリたちはそれを目当てに集まっていたのだ。さらに取材班は、ねぐらの小さな森に密集する秘密を探るため、森の中を探索。するといたる所で湧き水がみられ、木々がうっそうと茂っていた。気温を計ると周囲の森よりも低いことが判明。実は、オオコウモリは暑さに弱く、日中を過ごせる場所が限られている。涼しい森はねぐらにうってつけなのだ。涼しいねぐらの森と一斉に実る果実がオオコウモリを呼び寄せ、世界最大のスペクタクルを生み出していた。

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