細川護熙元総理、陶芸家の次は絵師に…“GOING MY WAY”を貫く78歳の素顔

公開: 更新:

第79代内閣総理大臣を務め、現在はアーティストとして活動する細川護熙が、8月21日放送『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット、毎週日曜23:00~)に出演。

選挙権年齢が18歳へと引き下げられてから初の国政選挙となった参院選、そして女性初の都知事が誕生した東京都知事選と、日本の未来を大きく動かした2選挙。候補者達が各地で激闘を繰り広げる中、そんなものはどこ吹く風とばかりに一人黙々と創作活動に励むのが、現在78歳の細川だ。

自らを「変人」と呼ぶ細川だが、確かにその異色ぶりは他に類を見ない。新聞記者を経た後熊本県知事を務め、たった一人で新党を結成すると僅か1年余りで「55年体制」を打破。連立政権の首班として第79代内閣総理大臣に就任するも、金銭スキャンダルを問われ辞任、60歳であっさり政界を退いた。

その後、陶芸家として海外から高い評価を集めたかと思うと、2年前には突如「脱原発」を掲げて都知事選に出馬。そして昨年は、日本ではタブー視されてきた「春画展」を史上初開催し21万人の来場者を集め、大きな話題を呼んだ。

そんな“GOING MY WAY”な細川の新境地が、絵師としての活動だ。2012年より京都の地蔵院や建仁寺に奉納した襖絵が評判を呼び、現在は奈良の名刹・薬師寺からの依頼を受諾。壁面66面、完成まで約7年がかりとなる障壁画の制作に一人で挑んでいる。

番組では、新米絵師としては異例の大抜擢となった薬師寺の障壁画プロジェクトの舞台裏や、神奈川県湯河原での作陶の様子、また自らが仕掛けるさまざまな社会活動や知られざるプライベートに迫る。特別なキャリアと多才ぶりから、一見正体不明にも見える細川。しかしその素顔を見つめると、いくつになっても大いなる好奇心を抱き、自身の心に正直に生きるシンプルな男の姿が見えてくる。