清川あさみ、糸で人生を紡いでいくイメージで朝ドラ『べっぴんさん』の世界観表現

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芳根京子がヒロインを務める今秋の連続テレビ小説『べっぴんさん』(NHK)。このオープニング映像やヒロインポスターなどビジュアル全般のディレクションを、アーティストの清川あさみが制作することが決定。30日、大阪の同局にて取材会が行われ、主演の芳根と清川が出席した。

清川は、糸や布を使ったアート作品で知られている人気アーティスト。今回の抜擢に、「ヒロインポスターと、オープニング映像とを任せてもらえることを大変嬉しく思っております。(ドラマのストーリーについて)すごく苦しい時代、厳しい時代に、たくさんの女性たちが、頑張って生き抜く姿を見て、私自身も同じ女性として、とても共感しましたし、勇気をもらえました。物語自体、本当に生きる勇気とか、そういうものをもらえるなと思っていまして、そういう風な物がビジュアルとして表現できたらいいですね」と、笑顔で語った。

また、すみれが写った“刺しゅうを入れる前のポスター”を前に、「これはすごく巨大な布を使って撮影しているんですが、この布を一人の女性というか、人の人生と考えて、この中で様々な出会いや、悲しみや、生命の誕生や進化など、たくさんの展開が見えるようなポスターにしたいなと思っていまして、最終的には宝箱をひっくり返したような世界に持って行きたいです。それを、すみれちゃんが糸で人生を紡いでいくというイメージで、制作していきたいなと考えていますので、完成を楽しみにしていてください」と完成イメージを明かした。

芳根は、「今、お話を聞いてものすごくワクワクしています。ここからどういう風に世界が広がっていくんだろうっていう、すごくワクワクと、その清川さんの美しい世界観に私が入れる喜びだったりとか、とにかく楽しみで楽しみで仕方がないです。(ポスター用の写真について)普通の写真と同じように撮影をしているので、今のところ、私の大きな変化というかそういうものはないんですけれど、だからこそ、(ポスターに清川さんの刺しゅうが入り、完成するのを)すごく楽しみに待っています」と目を輝かせた。あいさつの後、これから作品の制作に入る清川に、芳根から裁縫道具が、清川から芳根へ刺しゅう入りのハンカチがプレゼントされた。

本作は、現在放送中の『とと姉ちゃん』に続く95作目で、羽鳥慎一アナウンサーの妻・渡辺千穂が脚本を手掛ける。戦前から戦後、高度経済成長期を背景に展開。主人公のすみれは、戦後に神戸で赤ちゃんの服、子ども服を専門後に神戸を拠点とする大手子供服店『familia(ファミリア)』の創業者の一人となった坂野惇子さんがモデルだ。戦後の焼け跡の中、娘のため、女性のために、子供服作りにまい進し、日本中を元気にかけぬけていくヒロインとその家族、そして、彼女の仲間たちが夢へと向かう物語を描いて行く。