黒木華主演の連続ドラマ『重版出来!』(TBS系列、毎週火曜22:00~)が、6月14日にいよいよ最終話を迎える。
本作は、黒木演じる週刊コミック誌「バイブス」の新人編集者・黒沢心(くろさわ・こころ)が、ライバル雑誌に勝つため奮闘する姿が描かれる“お仕事ヒューマン群像劇”。
[最終話あらすじ]心の熱いプレゼンにより、連載決定会議で連載を勝ちとることができた新人漫画家・中田(永山絢斗)の「ピーヴ遷移」。そして、バイブスに最新話が掲載されると、瞬く間に話題をさらい、人気漫画家・高畑(滝藤賢一)をはじめとする人気漫画家からも、その類まれなる異才ぶりを嫉妬される。単行本の発売に向け、五百旗頭(オダギリジョー)、安井(安田顕)、壬生(荒川良々)らバイブス編集部員や、営業部の小泉(坂口健太郎)も自ら中田のサイン会を考案するなど、一丸となり中田のデビューをサポートしてくれていた。
そんな中、母のような心の心配をよそに、寝食を惜しみ、身を削って執筆に没頭する中田は、精神的に作品の世界にのめりこんでしまう。「誰かがこちら側に繋ぎとめてあげないと」という三蔵山(小日向文世)の言葉を胸に、心は中田を思い厳しく接する。しかし中田は、心の態度に激高し避けるように。互いに夢を叶えるべく順調に行っていたはずの二人の間に、亀裂が生じてしまう。
一方、「近代芸術文化賞の漫画部門大賞」の選考が始まった。受賞すると漫画の知名度と売り上げが格段に上がると言われている。巷では、大賞はバイブスの「ツノひめさま」かライバル誌エンペラーの「ヒッチポッチ」だと噂されており、「ツノひめさま」の受賞を狙うバイブスは、全力で作品を大プッシュしていた。そして大賞発表当日、編集長・和田(松重豊)のもとに一本の電話が入り……。