世界でいちばん貧しい大統領ムヒカ氏、初来日で池上彰と対談

公私に渡る清貧さや、大統領任期中のスピーチが世界中で話題になった、前ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ氏が4月5日(火)に初来日。4月8日(金)19時からフジテレビ系で放送される『“世界でいちばん貧しい大統領”ムヒカ来日緊急特番~日本人は本当に幸せですか?~』に出演し、池上彰と対談する。

ムヒカ氏は、ウルグアイ東方共和国第40代大統領として2010年から2015年まで在任。給料の9割を慈善事業に寄付、外遊はエコノミークラス、豪華な大統領公邸ではなく郊外の農家に住み、市民と変わらぬ生活を送っている。その公私に渡る清貧さが、ウルグアイ国内で“ペペ”の愛称で親しまれている。

そして、2012年6月に開催された「国連持続可能な開発会議」(「リオ+20」)で は、「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、欲深くいくら持っても満足しない人だ」と現代社会における人々の生き方についてスピーチを行い、その言葉はネットを通じて広まり、国内だけでなく世界中の人々に熱狂的なファンを生み、“世界一貧しい大統領”と呼ばれている。2013年と2014年にはノーベル平和賞にノミネートされ、昨年3月に大統領を退任。来日後には上院議員も辞めてウルグアイの子供たちの教育に余生を注ぐ予定だ。

フジテレビでは、2015年3月と10月に『Mr.サンデー』(毎週日曜22:00)でムヒカ氏の特集を放送。これまでネットを中心に注目されていたムヒカ氏の魅力がより広く知れ渡り、2回目の放送後、ツイッターで「#ムヒカ」がトレンド上位に登場。ムヒカ氏の名言と内容をまとめた個人のFacebookに、8万を超える「いいね!」が押され、放送直後には日本語で5冊しか出版されていない“ムヒカ関連本”がAmazon書籍ベストセラーランキング1位~5位を独占するなど大きな反響を得た。

今回の対談では、池上がムヒカ氏の思想や哲学を分かりやすく解説。また、日本に造詣が深い親日家のムヒカ氏に日本人の魅力を問う。さらに宮根誠司キャスターが、日本人にとって本当の「幸せ」とは何なのか、ゲストと共に考えていく。ムヒカ氏は、「わたしは日本人に問いたい。日本国民は幸せなのか? 人びとは人として達成感を得ているのだろうか? 人生は短いし、スーパーで多くのものを購入することはできるけど、人生における時間は買えないのだ。今回の日本への旅は観光旅行ではないし、すべての疑問に対する手がかりや答えを得ようとしているわけでもない。そうではなくて、技術的に非常に発展した日本との相互理解を深めるものにしたい。日本社会に、ウルグアイを待ち受けている事柄の、何らかのサインがあるように思うから。日本の人びとがどんなことを感じているかを、知りたいと思うんだ」と来日を前にメッセージを送っている。

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