アニメ『僕だけがいない街』終盤の展開は?伊藤智彦監督が明かす

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現在、フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送中のアニメ『僕だけがいない街』を手がける、伊藤智彦監督にインタビュー。気になる今後の展開を伺った。

本作は、2012年に「ヤングエース」(KADOKAWA刊)にて連載を開始し、「マンガ大賞」や「このマンガがすごい!」に2014年、2015年と2年連続でランクインしている三部けいの同名コミックが原作。物語は、29歳の青年・藤沼悟が「悪い出来事」が起こる時、その原因が取り除かれるまで直前の場面に何度も繰り返し時が巻き戻ってしまう現象“リバイバル(再上映)”を軸に進行。ある日、自身の母親を何者かに殺害され、その容疑の濡れ衣を着せられてしまったことをきっかけに、悟は自らの小学生時代と向き合い、仲間たちと共に、未来(悟にとって現代)を変えるべく奮闘する姿が描かれている。


<インタビュー>

――『銀の匙 Silver Spoon』でタッグを組んだシリーズ構成の岸本卓さんとは、ストーリーをつくっていく上でどのようなことを話されましたか?

最初は原作がどのように終わるかわからなかったので、どれくらい最後の話のために取って置いた方が良いのか、それぞれの話のどこに肝を据えるべきなのかを話しました。苦労をかけたのは、原作で新しいエピソードが出てくる度に少しずつ伏線が回収されることもあるので、これは入れないとまずいとか、行ったり帰ったりすることが多かったです。それで最初のうちは脚本の決定稿を出さずにわざとフワッとした感じにしていました。

――すでに結末は見えて作られているのですか?

だいたい4巻が出た位の時に三部先生にお会いして、今後の展開について色々とお話を伺いながら作っています。この先どのような展開になり、結末を迎えるのか教えていただきました。結末に行くまでの過程はこちらの制作が先に進んでいるので若干の違いは出るかもしれないですが、本当にほぼ一緒の結末を迎えられると思います。連載漫画なので、予定していた展開と変わる可能性はありますが、先生が教えてくれたものを信じて進んでいる状況です。

――結末を知った時の監督の読後感はいかがでしたか?

とてもスッキリしました。どちらかというとハッピーエンドではあると思うのですが、何かを得たら失うものはある。100を得ようとして90失って最後、その代わりに何かを得るくらいの話が良いのかなと。穴を埋める、というやつですね。それはやっている人たちはそれくらいの話が良いよねってスタッフで共通しています。ぜひ、楽しみにしていただきたいです。