「謎の腰ふりダンス」の意味は?オスのヒグマたちの生態に迫る

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日本国内の身近な自然から、世界各地の未知の自然まで実に様々な物語をお届けする人気自然番組『ダーウィンが来た!生きもの新伝説』(NHK総合、毎週日曜 19時30分~)。3月13日は、「世界遺産知床 オスグマ 王座を目指せ!」を放送する。

舞台は世界自然遺産、北海道の知床半島。深い森の中で、無人カメラがヒグマのとても珍しい映像をとらえた。2本足で立ち上がると、突然、謎の「腰ふりダンス」を始めたのだ。不思議なダンスを踊るのは、オスのヒグマたち。立ち上がると高さ3mを超える、名実ともに日本最大の陸上動物だ。しかし、オスは警戒心がとても強く、ふだんは深い森の中で暮らしているため、その姿を見ることすら極めて難しい。実は、これまで撮影されたヒグマの映像は、ほとんどがメスや子どもなのだ。

番組では地元の研究チームとともに、足かけ6年にわたってオスたちを追い続けた。研究グループは、1頭1頭のヒグマを見分けて行動を調査。さらに最新の遺伝子解析によって、100頭を超えるヒグマたちの親子関係までも明らかにしてきた。研究チームのアドバイスで、森の中のあちこちに無人カメラを設置。オスたちの行動を探る中で、謎の「腰ふりダンス」を撮影することに成功した。

さらに、遺伝子解析をすすめた結果、撮影地周辺のオスたちの力関係も見えてきた。力の強いオスに密着、2頭の巨大なオスが「王座」をめぐって命がけで戦う、決定的瞬間にも遭遇した。姿を見ることすら難しいオス。迫力満点の戦いの映像は、本邦初のスクープ映像だ。その戦いを詳しく見てみると、力だけに頼らない、オスたちの意外な戦術が明らかになっていく。

オスたちは森の中でどんな暮らしをしているのか? なぜ奇妙なダンスを踊るのか? これまでほとんど紹介されたことのなかった、オスのヒグマたちの生きざまに初めて迫る、驚きと感動の物語を紹介する。