万博反対派の岡本太郎がプロデューサーを引き受けた理由は

仕事で悩んだり、壁にぶつかったり……。そんな悩みを解決すべく、歴史上の人物の知恵と行動から探っていく番組『先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)』(NHK Eテレ、毎週火曜22時)。3月8日は、先週に引き続き、独創的な作品と名言で、今なお若者たちの熱い支持を集める芸術家、岡本太郎の生き様に迫る。

“芸術は爆発”だという自信に満ちたキャラクターで知られる太郎。今回は、「岡本太郎 万博への道」と題して放送。「進撃の巨人」「ゴジラ」など超大作映画を制作した映画監督の樋口真嗣も出演する。

1970年、日本の技術力を世界に知らしめた大阪万博。その万博を成功に導いた最大の要因の一つと言われるのが太郎の「太陽の塔」だ。建造物の中で唯一残され、地域再開発のシンボルとなっているだけでなく様々なグッズなど広く親しまれ日本に元気を与え続けている。この塔には今に活かせる岡本太郎の「イベント成功」の極意が詰まっている。

当初、万博プロデューサーの選考は難航を極め、実行委員会が「協調的ではない」というリスクを覚悟で決断したのが、異端児“岡本太郎”の抜てき。太郎の周囲も「国に協力したと言われると芸術家生命が絶たれる」として断るよう助言するが、太郎は「万博反対の自分がやることこそ面白い」と受諾する。

「チームはもめてこそチーム」など異色の知恵で、人々を刺激し万博をプロデュースしていく。日本の分岐点となった万博を通し岡本太郎の「イベント・祭典成功の知恵」を読み解く。