水木しげるの遺作、最終ページは「ブリブリのブリーッ」で有終

大ヒット漫画「モテキ」の作者・久保ミツロウ、音楽プロデューサー・ヒャダイン、独特の世界観を持つエッセイスト・能町みね子の“こじらせ系”クリエーター3人が毒舌&妄想&本音トークを繰り広げるバラエティ番組『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系列、毎週土曜深夜)。12月12日の放送では、先日93歳で亡くなった漫画家・水木しげるの“遺作”について語られた。

紹介されたのは、遺作となった、水木が自身の人生や日々のつれづれを綴った「わたしの日々」の最終ページ。水木がある日「大便が1週間出ないので苦しい」と病院に行くと、そこには美人女医が。極度の便秘だということで、女医は「摘便をします」とキッパリ(水木は「エキベン?」と返すボケを披露)。ゴム手袋をした女子が摘便を敢行すると、水木は「あ、ああ~~~!?」と悶絶。そして、“ブリブリのブリーッ”という音と共に終了。最後のコマは、「単調な日々のなか、貴重な体験であった。ムフフフフ……」とのモノローグで締めくくられている。

能町は、この“ブリブリのブリーッ”に着目。「ここで“の”を入れるセンスが最高ですよ。“ブリブリブリ”だったら、ここまで面白くない」と語り、ヒャダインも「戦争体験もされて、でっかい漫画も描き上げた巨匠の遺作が、“ブリブリのブリーッ”」と脱帽。

同じ漫画家の久保は、「90歳までペンを持ち続けるのって大変ですよ。アシスタント、職場の環境が整っていたことも、創作意欲を保ち続けていたことも、全てにおいて素晴らしい。今は、漫画家もデジタル、量産体制の傾向があって難しいが、水木先生の描き込みは影響を受けたし、今も指針となっています」としみじみ。能町は、「亡くなったのはショックですけど、こんな終わり方、最高ですよね」と、改めて偉大な漫画家を偲んだ。