森川葵、クマの編みぐるみ・哀川翔と珍妙コンビ『テディ・ゴー!』を発表

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モデルや女優として注目を集めている森川葵が、フジテレビ系で10月10日よりスタートする新ドラマ『テディ・ゴー!』(毎週土曜23:40)で、連続ドラマ初主演することが決定。さらに、哀川翔が“クマの編みぐるみ”役を演じることがわかった。

『テディ・ゴー!』は、人気作家・加藤実秋が2010年10月に文庫として刊行した作品「アー・ユー・テディ?」(PHP文芸文庫)が原作。根気がなく仕事を失い、彼氏にもフラれて精神的にボロボロの23歳のフリーター女子・山瀬和子(森川葵)が、ある日、クマの編みぐるみに一目ぼれし購入。すると、あろうことか、その編みぐるみが突然言葉をしゃべり始める。編みぐるみの元々の持ち主は、両親を殺されてしまった5歳の子供。何と、その事件を捜査している過程で殉職したオヤジ刑事の魂がクマに宿っているという。二人は言い争いをしながらも協力し合い、オヤジ刑事が生前追っていた事件の真相究明に乗り出す。クールな今ドキ女子と熱血クマの編みぐるみの珍妙コンビが繰り広げる爽快でポップなコメディー作品だ。

森川は連ドラ初主演について「以前この土ドラ枠の『She』に出演させていただいて、私も松岡茉優さんみたいになれたらいいなと思っていました」と喜びを語り、「台本を読んで、本当にこれを映像にできるのかなと正直思いました(笑)。良いテンポ感で演じられるように頑張りたいです」と意気込み。哀川との共演については「初めてお会いさせていただきましたが、気さくに話しかけてくださってとてもうれしかったです。明るく親しみやすい作品なので、楽しみながら一生懸命演じていきたいです」と話した。森川が、和子の成長をどう演じるのか、コミカルなシーンでの個性的な表情に期待がかかる。

一方、天野康雄役でクマの編みぐるみの声を担当する哀川は「ドラマ出演の話を聞いたときは、“俺がクマか~、クマいいな~”と思いました(笑)。この作品はちゃかしているようですごく真面目な部分もあるので、バカバカしいことに真面目に取り組んでいけば面白いものができるんじゃないかと思います」とコメント。「本人は死んでいるし、突然クマの声でしゃべり出して女の子に命乞いをするキャラクターなので、“男気”を出せるかわかりません(笑)。でも本人的には事件の犯人を捜すことに一生懸命で、刑事として生きてきた証を確認したいんだと思います。果たして事件は解決するのか、楽しみにしてもらえればと思います」とドラマをアピールしている。特徴的なハスキーボイスがクマの声と合わさり表現されるドラマの世界観に注目。和子だけに見えるという設定で、劇中にはクマに宿った康雄の体(哀川自身)も登場する予定だ。

また康雄の部下であり、端正な顔立ちの“イケメン”刑事・冬野唯志には平岡祐太が決定。康雄の遺志を引き継ぎ、事件を捜査している冬野は、現場にちょくちょく現れる和子と知り合うことになる。和子からほのかな思いを寄せられるほど見た目がクールな冬野だが、物語が進むにつれ、実は中身が“変人”であることが明らかになっていく。

フジテレビの高田雄貴プロデューサーは、映像化について「原作を読んだとき、そのワクワクする設定に衝撃を受け、何としても映像化したいと思いました」とコメント。ところが、クマの編みぐるみが主人公のバディになるは、映像化する上でも主演女優に求められる演技力という点でも大きなハードルになると感じていたという。しかし、そんな中で目をつけていたのが森川で、彼女について「見る者をぐっと引きつけるお芝居をされていて、前々から注目していました」と語り、「シリアスな作品に出演されることが多い中、『ごめんね青春!』で小悪魔“あまりん”を演じたコメディーセンスを、今度はクマの編みぐるみ相手に全開で発揮してほしい。若手女優随一の演技力を誇る森川さんなら、この役を思う存分遊んで演じてくれると思い、彼女ありきで企画を立てました」と大きな期待を寄せている。

一方、相棒となる編みぐるみのクマの声を哀川に依頼したことについて、「声だけでなく実写で映っていただくので、誰もがわかる声のインパクト、そして体が映ったときに思わず笑ってしまうギャップ、この難しい僕の狙いをかなえてくれる」と絶大なる信頼を伺わせた。

そして、原作の加藤実秋は、今回のドラマ化について「イメージにぴったりの森川葵さん、そしてまさか! の哀川翔さん。お名前を伺ったときには驚きましたが、今では脚本を読むと、康雄のセリフが全部哀川さんの声に変換されるほどのハマりぶり」と語り、「原作の設定やキャラクターを活かし、映像ならではのアイデアや魅力をこれでもか! と詰め込んだすごいドラマになると思います」と放送を楽しみにしている様子。

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