堤真一、『リスクの神様』でフジテレビ連ドラ初主演

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俳優の堤真一が、フジテレビ系列で7月期にスタートする新ドラマ『リスクの神様』(毎週水曜22:00~)で主演することが決定。共演には女優の戸田恵梨香が決まり、偽装、隠ぺい、不正利益供与、粉飾決算、個人情報流出といった企業による相次ぐ不祥事や、痴漢冤罪、不倫騒動など、様々なトラブルに巻き込まれた企業や個人、その家族を救う、危機管理専門家たちの活躍を描く、硬派な社会派ドラマが登場する。

堤がフジテレビの連続ドラマに出演するのは、『SP 警視庁警備部警護課第四係』(2007年11月~2008年1月)以来、およそ8年ぶりで、そのほかにも数々の同局のドラマに出演しているが主演を務めるのは今回が初めて。演じる主人公・西行寺智は、かつてアメリカのGE社や政府関連の危機管理に携わり、法律からスポーツ、ミサイルから科学まで、実地に基づいた豊富で膨大な知識を持ち、数々のトラブルを解決してきた。業界内で“the God of risk”(リスクの神様)と呼ばれる伝説の危機管理専門家だ。性格は唯我独尊で、非常に慎重、目的のためなら手段を選ばないが、マイペースで懐深くに入り込むのがうまい。「危機は100%回避することはできない」、「危機に陥った時、たった一つのものしか守ることはできない」、「危機こそがチャンス」など強い言葉で、トラブルに陥り、逃げ腰になっている人々を論破あるいは鼓舞し、どんな権力にも臆さず、個人よりも会社を救うことで、多くの関係者の人生を守るために尽力する。

堤は、本作について「ここまでハッキリと“企業のリスク管理”をテーマとして扱ったドラマは、これまであまりなかった」と語り、「企業側の姿勢や意識を問いかける社会派の側面と、ドラマそのものの面白さや愉快さも味わえる、今までにないタイプのドラマ」とアピール。共演の戸田とは舞台「寿歌(ほぎうた)」(2012年)や、映画「駆込み女と駆出し男」(5月16日公開)で共演しており、「どんどん大人の女優さんになってきたなあ、という印象です。今回、とても難しい役柄を演じられますが、彼女ならできるのは間違いないですし、そんな彼女をサポートできれば、と思っています」と共演を喜んだ。

企画を担当するフジテレビ編成部の成河広明は、「テーマは“選択”です。今、何をすべきか。何を守らなければならないか。登場人物たちは常に道を探し、選択に迫られます」とドラマの軸について語り、主人公・西行寺の台詞の「人は危機に陥った時、すべてを守ろうとする。でも、それは不可能だ。自分にとって最も大切なものは何か考え、何を守るか選択しなければならない」を例にあげ、「これだけ物と情報にあふれた毎日に浸っている私たちの胸に深く突き刺さってくる言葉です。まさに“他人事”ではない、今の日本を切り取った言葉だと思います」と、ドラマの魅力を語った。

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