“日本一のコント師”を決める『キングオブコント2023』(TBS系)の決勝が21日、都内で行われ、史上最多となる3036組のエントリーの中から、サルゴリラ(赤羽健壱、児玉智洋)が優勝し、16代目のキングとして優勝賞金1000万円を獲得した。
ファイナルに残ったのはサルゴリラのほか、ゼンモンキー、隣人、ファイヤーサンダー、カゲヤマ、ラブレターズ、蛙亭、ジグザグジギー、や団、ニッポンの社長の10組。サルゴリラは前回ビスケットブラザーズが記録した963点を抜き、歴代最高得点となる964点を獲得して優勝を決めた。
児玉はトロフィーを手にすると、「めちゃくちゃ大変だったけど楽しかったです。1年かけてやって来て、好きなコントで優勝できてこんないい流れはない。これからもコントを頑張っていきます」と嬉しそうにコメント。赤羽も「これを機にぜひ僕らのコントを見に来てください」と呼びかけた。
ファイナリストになってからは「劇場に行くたびにみんなが祝福してくれてそれが一番力になりました」という児玉は、「又吉(直樹)さんには『自分たちのコントを見てもらえると思えば楽になれるやろ』って事前にアドバイスをもらいました」と又吉とのエピソードを紹介。「優勝できてよかったです。やっとみんなにおごれます」と笑顔を見せる。
また、事前に「ダウンタウンさんにコントを見てもらいたい」と思っていたことも明かし、児玉は「浜田(雅功)さんに2本目の後、CMの最中、『いったんちゃうか』って言われた時は本当に嬉しかったです」と浜田とのやりとりを回顧。赤羽が「ネタ中、松本さんの顔は緊張して見れなかったです」と述べると、児玉は「あとでどれだけ笑ってもらえたかチェックしたいです」と嬉しそうに語った。
賞金の使い道について聞かれると、児玉は「2歳の子供がいて、子供部屋がないので、子供部屋付きの物件に引越しします」とコメント。「現実味がまだなくて……。(1人)500万円も入るんですもんね。すごいですね。米1トンもあるって聞くので、困ってる人がいれば配ってあげたい」とにっこり。赤羽は「僕は実家暮らし。すぐにでも実家を出ます」と述べつつ、「スニーカーも好きなんでスニーカーも欲しいです。米は各劇場に配りたいです。それで僕らも育ったんです。恩返ししたいなって思います」と話した。
また優勝を伝えたい相手を聞かれると、児玉は「家族に一番最初に伝えたいです」と即答。赤羽も「僕も実家の父ちゃん母ちゃんに」と身近でお世話になった人の名を挙げる。決勝では魚のネタを披露して大ウケだったが、好きな魚も聞かれ、児玉は「マジでいうとハマチです。回転寿司はハマチに始まりハマチで終わります」とコメント。赤羽も「僕はマグロです」と答えて笑いを取っていた。