武井咲、後藤久美子との共演に喜び「神のような存在」

武井咲、後藤久美子との共演に喜び「神のような存在」

後藤久美子が30年ぶりにドラマ出演し、武井咲とW主演を務める松本清張ドラマスペシャル『顔』(テレビ朝日系、2024年新春放送)の制作会見が9月13日、都内で行われ、後藤と武井が出席して作品への意気込みを語った。

松本清張が1956年に発表した同名短編小説を実写化した本作は、音楽会を席巻する覆面アーティストで、殺人犯の井野聖良(武井)と、殺人現場から聖良が立ち去るのを目撃した人権派の弁護士・石岡弓子(後藤)が再会し、火花を散らす様を描くサスペンスドラマ。

30年ぶりのドラマ出演に後藤は「30年というとオギャーと生まれた赤ちゃんが大人に育つ時間。あっという間に日々が過ぎ去って、不安や楽しみなど、いろいろな気持ちが渦まいていましたが、大丈夫かと思いきやもうクランクイン。頑張ります」と照れ臭そうにコメント。「親も喜びました、デビュー当時は反対していた父も仕事はしたほうがいいぞって。素晴らしい親孝行になりました」と話す。

武井も3年ぶりのドラマ出演となるが、「後藤さんとご一緒させていただけるだけで緊張と喜びがあります。私は以前コマーシャルの撮影で海外に行った時、後藤さんに初めてお会いして、今でも心臓の音が聞こえるくらい緊張しています」と恐縮の表情。「でも、不思議と心地よいというか、後藤さんの纏ったオーラを温かく感じるというか、神のような存在。すぐ会いたくなるような、家族のような温かい気持ちにしていただきました」と後藤との共演を喜ぶ。

後藤も武井との最初の出会いを回顧。「咲ちゃんが17歳くらいで、同じブランドの撮影をしていたんです。第一印象が衝撃的でした。12年くらい前でしたが、歩いてこちらに向かってくる咲ちゃんはキラキラしていて、素敵なお嬢さんだなと思っていて、将来楽しみだなと思っていました。でも今回は落ち着いた感じ。輝きも増しています。これだけブランクがあるのでどちらが先輩かわからないですよ」と話す。

「撮影が始まったら家族の写真を見せて欲しい」と武井にリクエストする一幕もあったが、「写真でなくて実際に連れて行くと思います」と武井が答えると、「いつ? 楽しみ」と後藤が笑顔を見せるなど、会見中も姉妹のように仲の良さを見せていた。

後藤は今回オファーを受けた理由について「オスカープロモーション所属歴40年なんですけど、ここ何年も幽霊会員状態だったんです。いつも遊びに行くと子育て相談所のような感じになっていたので、この辺りでたいへん恩のある会長と社長と、きちんとした仕事の場を持てたらと思ったんです」という。また、「決まった時は嬉しさと不安の両方がありました」とも述べ、「どんなものが作れるのかというワクワクする気持ちと、できるのかなと思う気持ちが両方ありました」と心境も明かしていた。

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