アニメ『NARUTO-ナルト-』20周年記念、NARUTO愛に溢れた2日間をライブレポート

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アニメ『NARUTO-ナルト-』20周年記念、NARUTO愛に溢れた2日間をライブレポート

アニメ『NARUTO-ナルト-』の放送開始20周年を記念した音楽ライブイベント「NARUTO THE LIVE」が9月2日(土)・3日(日)の2日間、幕張メッセにて開催。アニメの主題歌を担当した豪華アーティスト7組が集結! さらに、アニメ本編を彩るサウンドトラックの生演奏もあり、『NARUTO-ナルト-』愛に溢れた2日間となった。

2002年のアニメ放送開始から20周年を迎えた『NARUTO-ナルト-』(以下、『NARUTO』)シリーズ。数多くのアーティストがそのオープニングとエンディングを担い、作品を語るうえでも音楽が欠かせないコンテンツでもある。そんな『NARUTO』の主題歌を歌ってきたアーティストが集結した「NARUTO THE LIVE」。

KANA-BOON
KANA-BOON

初日、2日目共に『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』(以下、『BORUTO』)のOP「バトンロード」でライブのスタートを飾ったKANA-BOON。小学生の頃に『NARUTO』と出会い、今、こうして作品と共に世界を駆け巡る楽曲を歌える喜びを口にした彼らは「シルエット」などシリーズのために作った楽曲だけでライブを構成。2日目には「今日は特別に先輩の代わりにある曲を演奏します」と彼らに多大なる影響を与えたASIAN KUNG-FU GENERATIONの「遥か彼方」のカバーを聴かせ、会場を沸かせた。

1日目に出演したハンブレッダーズ。「『NARUTO』の超ド世代です」と話す彼らは『BORUTO』の2023年1月クールのED「またね」をはじめ、歴代OP&EDの中からザ・マスミサイルの「今まで何度も」など選りすぐりのロックナンバーのカバーでも会場を盛り上げ、オーディエンスはペンライトをオレンジにしてその熱に応えた。

ナルト役の竹内順子とサスケ役の杉山紀彰
ナルト役の竹内順子とサスケ役の杉山紀彰

アーティストによるライブとライブの間、幕間の時間にはナルト役の竹内順子とサスケ役の杉山紀彰が登場。ナルト、サスケとしてMCを務めたほかに、演者としてセレクトした名シーンについて語り合うコーナーでは、忍界大戦を戦いぬいたナルトと穢土転生で蘇り息子を助けた父・ミナトとの別れのシーンなどファンにとっても思い入れの深いエピソードの連続で会場の観客の涙を誘う場面もあった。

2日目には女性シンガーソングライターのAnlyが『BORUTO』のED「VOLTAGE」で会場を熱く彩る。さらに7!!が歌った「ラヴァーズ」のカバーでもフロアを熱気の渦に巻き込むと、ラストは『NARUTO-ナルト- 疾風伝』の最終クールのOP「カラノココロ」を響かせる。当時のED映像に加え、ナルトとヒナタの結婚式のエピソードも交えられ、物語と音楽のシンクロによって『NARUTO』を堪能させた。

MCの2人の登場と共に会場を沸かせたのは幕間で会場のスクリーンに映し出された歴代OP&ED映像集だ。イントロから歓声があがり、楽曲が終わるたびに拍手が巻き起こる様子は、会場に集ったファンの『NARUTO』への思いを感じさせるシーンだった。

両日の出演となったCHiCO。ソロアーテイストとして出演の彼女は『NARUTO』主題歌でも人気の「悲しみをやさしさに」(little by little)や「Diver」(NICO Touches the Walls)、Wind(Akeboshi)とカバーで、自身の深いナルト愛を響かせた。ファンにとっても馴染み深い楽曲にフロアの熱気は上昇。自身がCHiCO with HoneyWorksで歌った『BORUTO』のOP「我武者羅」をソロでも力強く響かせ、幕張メッセをその熱で席捲した。

作品と音楽との結びつきを感じさせる「NARUTO THE LIVE」は劇伴のステージでも音楽の魅力を伝える。『NARUTO』のはじまりから音楽を担当してきた高梨康治の手掛けてきた楽曲群を彼のバンド・刃-yaiba-が響かせる。残念ながら高梨はドイツでライブ中ということで刃-yaiba-第二班(高梨談)が登場。和太鼓に三味線、尺八にバイオリンを加えて、「動天」をはじめ「NARUTO メインテーマ’16」など世界中で愛される劇伴を躍動感あふれる生演奏で聴かせた。

1日目はいきものがかりが登場。2016年に『NARUTO』を冠に掲げて開催された「ANI-ROCK FES」にも出演した2人。世界中のナルトファンから愛される「ブルーバード」ではフロアが青いペンライトの光で染められた。さらに「ホタルノヒカリ」、そして『NARUTO』シリーズといきものがかりが12年ぶりにタッグを組み、『BORUTO』のOPとして書き下ろした「BAKU」も響かせ、ナルトやボルトの成長をその歌で感じさせた。

ORANGE-RANGE
ORANGE-RANGE

『NARUTO』の初期の頃を思い出させたのは2日目のORANGE RANGEのステージだった。ナルトたちと同じくデビュー20周年を迎えた彼らは、「上海ハニー」など誰もが知るヒットチューンで会場の熱を高めると、2003年に3代目のEDとなった「ビバ★ロック」で幕張メッセを席捲。オーディエンスも声をあげて歌い、会場をひとつにした。

FLOW
FLOW

Day1、Day2共にトリを飾ったのはFLOW。『NARUTO』シリーズとのタッグが最も多いバンドであり、『NARUTO』の曲と共に世界中を駆け回っている彼らの登場にオーディエンスは歓声と拍手、そして大きな歌声で応える。療養中のベースのGOT’Sに代わり、KANA-BOONのベース・遠藤昌巳がサポートで入った「忍び連合軍FLOW」というスペシャルな編成でのライブとなった彼ら。「Re:member」をはじめとしたメドレーで幕開けから会場をヒートアップさせると、リリースしたばかりのアルバム『FLOW THE COVER~NARUTO縛り~』から初日はORANGE RANGEの「ビバ★ロック」、2日目には井上ジョーの「CLOSER」を披露。もちろん最後は「GO!!!」で締めくくったライブで、会場の『NARUTO』愛を確かめる。LIVEのフィナーレを飾る銀テープが会場を彩ると、舞台袖から遠藤以外のKANA-BOONもステージへと飛び出し、アーティストの『NARUTO』愛も存分に感じられる形でLIVEは幕を閉じた。

20年という時間の中で『NARUTO』たちと出会ってきたファンにとっても、改めて作品への愛を確認した2日間だった。
(Photo by:サイトウダイシ、ツボイヒロコ)

なお、民放公式テレビ配信サービス「TVer (ティーバー)」では、『NARUTO-ナルト-』の過去作全720話が順次配信中だ。こちらもあわせてチェックしてみては。

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