齊藤なぎさ『明日、私は誰かのカノジョ』シーズン2は「等身大のいろいろな“ゆあ”を見れる」

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齊藤なぎさ
齊藤なぎさ

5月2日スタートのドラマ『明日、私は誰かのカノジョ シーズン2』(MBS、毎週火曜24:59~/TBS、毎週火曜25:28~)の制作発表会見が同日、池袋harevutaiで行われ、主演の茅島みずき入山法子齊藤なぎさが登壇した。

本作は、2022年4月期に放送された『明日、私は誰かのカノジョ』の続編。生活費、学費やブランド品まで、自分で稼ぐために高級ソープランド店で働く女子大学生・留奈(茅島)と、40代の風俗嬢・江美(入山)のリアルな生き様を描く。なおシーズン1に登場した、ゆあ(齊藤)の前日譚を描く特別編も映像化される。

もともと原作のファンだったという茅島は、オファーを受けた際に「私で大丈夫なのかな」と不安があったことを明かし、「まさかシーズン2の主演を務めさせていただけると思っていなかったので、率直にすごく嬉しかったのと、その分の責任感を感じました」とコメント。原作を切り取って台本に貼るなどして役作りに臨んだといい、「強く生きている人もかっこいいけど、そういう人が見せる“弱さ”が見てくれる方の心に人に刺さると思ったので、丁寧に演じたいなと思いました」と話した。

茅島みずき
茅島みずき

前シーズンから引き続き“ゆあてゃ”を演じる齊藤は、「すごく反響が大きくて、街中でも『齊藤なぎさちゃんだよね?』ではなくて『ゆあてゃだよね?』と言っていただくことが多かった」とにっこり。今回の特別編では、“ゆあ”が“ゆあてゃ”になるまでの経緯が描かれるため、「等身大のいろいろな“ゆあ”を見れるんじゃないかな」と声を弾ませた。

齊藤なぎさ、茅島みずき
齊藤なぎさ、茅島みずき

さらに特別編では、ゆあにまつわる原作にはないオリジナルストーリーも展開。齊藤は「本当に楽しくて、和気あいあいとしていました」と撮影を振り返り、「酒井(麻衣)監督が本当にすごくて」と尊敬の念を口にする。「原作を読み込んでいらっしゃるというか、その先。いろいろな方にインタビューしたり、お話しに行ったりして、世界観をすごく理解されていて。私もすごく原作が好きなので、一緒に話し合いました」と明かし、「本田響矢さん演じる牧くんが、『それがなかったら“ゆあてゃ”になっていなかったかもしれない』というくらいキーポイントになっているので、注目していただきたいです」と呼びかけた。

ここで「明日、私は◯◯」という形式で、GWの過ごし方について聞かれたキャストたち。茅島は「明日、私は家族とボウリングがしたい」と話し、4か月ほど前から家族でボウリングがブームだと説明。茅島のベストスコアは180だというが、もっとも上手い母親のベストスコアは驚異の210だそうで、「もう勝てなくて、悔しくて」と嘆く一幕も。かたや入山は、「明日、私は棒です」と回答。「晴れてたら洗濯して、軽くご飯を食べたら、棒です」とひたすら休んでいると打ち明けるも、MCの青木源太を含め、登壇者からは「私は外に出るタイプ」などと共感を得られず、照れ笑いを浮かべていた。

入山法子
入山法子

一方、齊藤は「明日、私は家族で旅行」と答え、「アイドルを卒業してからまだ一度も家族と旅行に行っていなくて」と嬉しそう。6、7年ぶりに長期旅行に参加するメンバーを「お母さん、お姉ちゃん、お父さん、ワンちゃん、私」と紹介し、“自然”へ行くと報告。細かいスケジュールを立てるのは両親で、「私は行きたい場所だけを言うっていう。みんなで思い出話を話したい」と笑顔を見せた。

続いて、“依存しているもの”について聞かれた3人は、「キックボクシング」(茅島)、「猫と音楽」(入山)、「音楽と友達」(齊藤)とそれぞれ回答。齊藤は、「音楽を聴いていないときがない」といい、「アイドルソングも大好きなので、いつの間にか踊っちゃってるときもある」とも。さらに、友達のことを「一人ひとりを深く愛してしまうんです。友達が泣いていたら深夜でも駆けつけたり、電話したり……その子にかける愛情がすごくあるし、自分も愛してもらいたい」と語り、「2人でカラオケに行く瞬間が人生で一番楽しい」とほほえんだ。

最後に茅島は、「最初は不安や責任感がすごくあったけど、現場に入ってからは、その不安がなくなるくらい監督とたくさん話し合いをして、どのシーンも本当にいいものになっていると思う」とドラマをアピール。「キャストのみなさんとも楽しく、お芝居は真剣に向き合って一生懸命作ったので、みなさんの心に届く作品になっていると思います」と締めくくった。

齊藤なぎさ、茅島みずき、入山法子
齊藤なぎさ、茅島みずき、入山法子

<第1話あらすじ>
ゆあ(齊藤)は田舎町で暮らす高校生。田舎という狭いコミュニティの中、噂話や陰口が絶えないこの町の生活に嫌気がさしていた。父親は外で家庭を作り、体調の悪い祖母と2人で暮らしているゆあだったが、友達のみぽつとこの町を出て東京へ行くことを日々夢に見ている。そんなある日、ゆあは東京に遊びに行ったときにナンパをしてきた俊介と一夜を共にしてしまう。帰り際に1万円を渡され、複雑な気持ちになるゆあ。後日、(友人の)みぽつに会いに行ったゆあだったが、帰宅すると祖母が倒れているのを発見し、祖母はそのまま帰らぬ人に。

祖母をおいて家を開けてしまった自分を責める中、父親が金目のものだけ手にして出ていこうとする姿を見て憤慨するゆあは、精神的に限界を迎え、手元にあるお金を持ち、そのまま東京へ向かう。しかし、頼りにしていた俊介にも連絡を絶たれ、行く当てもなく新宿を1人彷徨うことに。するとある男性が声をかけてきて……。

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