影山優佳によるJリーグの集客力を高めるアイデアをチェアマンが絶賛!「すぐ取り入れたいところも」

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影山優佳によるJリーグの集客力を高めるアイデアをチェアマンが絶賛!「すぐ取り入れたいところも」

ミュージシャンのGAKU-MC、クイズプレーヤーの伊沢拓司日向坂46影山優佳が、4月29日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:25~)にゲスト出演。Jリーグチェアマンの野々村芳和に対して、Jリーグの人気と集客力をアップさせるためのアイデアをプレゼンした。

5月15日に開幕30周年を迎えるJリーグ。開幕当初の10クラブから、今や6倍の60クラブに増えるなど、急速な発展を遂げてきた。しかし、サッカーを日本の文化として定着させるためには、さらなる進化が必要となる。そこで、番組ではエンターテインメント界のサッカー通を集めて、“Jリーグ勝手に向上委員会”を発足。3週にわたって、Jリーグが進化するためのプランを考えていくことに。

スタジオでは、「人気・集客力アップ」というテーマについて、GAKU-MCと伊沢と影山の3名が自身の考えたプランを発表。野々村が実現する可能性をジャッジする。また、Jリーグ21クラブの関係者もリモートで参加。現場のリアルな声を議論に反映させていった。

トップバッターの影山は、2つのプランをプレゼン。1つ目は、スタジアムに多くのファンを集めるための「今から私が解説者」というアイデアだった。これはプロの解説者だけではなく、一般人も試合を見ながら解説を行えるというもの。影山はカタールW杯で視聴者の共感を呼んだ本田圭佑や、“居酒屋解説”の松木安太郎、冷静沈着な解説で知られる内田篤人らの名前を挙げ、「様々な解説によって、私たちもサッカーに踏み込みやすくなったなという印象を受けました」と、発案のきっかけを明かした。

影山は一つの案として、Jリーグクラブのアプリの中に配信画面を設け、ファンが飛び込みで試合の解説ができるスペースを作ってはどうかと提言。「これによって様々な人が会話をするように試合を見られたり、解説をお互いにし合うことで新しいコミュニティが生まれたりする」と主張し、「試合を見るハードルを下げる、あるいは試合がよりいろいろな角度で楽しめるんじゃないか、という案です」と続けた。

この革新的なアイデアは、クラブ関係者にも好感触だったようで、名古屋グランパスエイトの担当者は「とってもいい企画だなと思いました」と絶賛。「(スタジアムに)お越しいただきたいターゲット層として、女性の皆様っていうところが課題としてありますので。影山さんの女性に楽しんでいただけるような解説をぜひグランパスに来てやっていただけたらうれしい」と、その場で影山にオファーしていた。

影山による2つ目のプランは、選手グッズのバリエーションを増やしたり、相手クラブに関連する謎解き企画を行ったりすることで、来場者をサッカーに沼らせる「沼らせ要素にロックオン」というもの。“沼る”とは、沼にハマるかのように、そのジャンルに熱中するという意味。このプランには、同じプレゼンターのGAKU-MCも「さすが、現役でエンターテインメントをやられているから、皆さんを取り巻くフォーマットがぴしっと体に入っている」と、アイドルだからこそ出てくるアイデアだと褒め称えた。

野々村も「Jクラブ、就職は?」と尋ねながら、影山の2つの提言がクラブの運営側に立ったものであることを指摘。「すぐ取り入れたいっていうところもあるんじゃないかとは思いますよ」と高く評価した。

影山に続いて、伊沢がプレゼンしたのは、SDGsを絡めた「自由研究×サッカー」というもの。伊沢は、欧州サッカーではSDGsへの取り組みが盛んに行われていることをクイズ形式で説明。Jリーグでもヴァンフォーレ甲府を筆頭に、様々なクラブがSDGsに取り組みはじめていると語った。しかし、取り組みに対する認知度はまだまだ。そこで、知名度を上げるために、試合やスタジアムに小中学生を招き、クラブのSDGsに関する取り組みを自由研究の題材にしてもらってはどうかと提言する。

小中学生を取り込むという伊沢のアイデアに、野々村は実現の可能性がかなり高いと判断。MCの勝村政信は、小学生向けの算数ドリルを無料配布している川崎フロンターレの取り組みを引き合いに出し、「自由研究でもそれぞれのクラブチームで、そういう問題集みたいなのができたりして」と、アイデアを付け加えていた。

Mr.Children桜井和寿とのユニット・ウカスカジーで日本代表公式応援ソングを歌うGAKU-MCが提案したのは、「ハッピーライド!!みんなで行こう!」というアイデアだった。これは、スタジアムの駐車場に、特定の人数が乗った車両だけが停められるスペースを設けるというもの。

アメリカなどで実施されている特定の車両や特定の人数が乗っている車両のみが通行できるカープールレーンという仕組みを参考にしており、GAKU-MCは「4人以上が乗った車に関しては“この駐車場を使ってよし”みたいなことをすると、集客力も上がりながら、家族連れなんかも行きやすくなって、足運んでくださる人が増える」と説明。駐車場問題を解決し、集客力も上がるGAKU-MCのアイデアに、野々村も「交通環境とお客さんの行きたい気持ちをどう醸成させるかというのは、けっこうリンクしているので悪くない」と賛同していた。

勝村は「車だからいろいろ話したいですもんね」と、スタジアムに向かう道中の楽しさに言及し、影山も「外国のクラブとJリーグを比較したときに、駅からスタジアムまでの距離が長いって言われることがたぶん多いと思うんですけど、そこがJリーグの魅力みたいに今後なっていったらいいなと思いました」と期待を膨らませた。

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