小芝風花、ラジオパーソナリティー役で新境地?北村一輝や片寄涼太もその演技のすごさを絶賛

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金曜ナイトドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系、4月21日スタート、毎週金曜23:15〜)の囲み取材会が4月9日、ドラマのロケ地である栃木県宇都宮市にあるRADIO BERRY FM栃木で行われ、主演の小芝風花ほか、共演者の片寄涼太原菜乃華北村一輝が登壇した。

アニメ化もされた沙村広明の同名漫画を実写化した本ドラマは、「ラジオ×テレビ」という史上初のメディアミックス新感覚エンターテインメントドラマ。小芝演じる鼓田ミナレが、彼氏にフラれた上に金を騙し取られ、やけ酒を飲んで見ず知らずの男に愚痴をさく裂したことをきっかけに、あれよあれよと深夜のラジオで冠番組を持つことになり、やがてラジオパーソナリティーとして開花していく姿を描く。

小芝は台本を読んだ感想を聞かれ、「脚本は本当にカオスです。これはどういう展開だろうって読みながら思ったりしました。ちゃんとしたキャラが一人もいないんです。全員変です。私も台本を読んで、自分の役を掴むまでに時間がかかってしまって、これどうしようと思いました」と笑顔で感想を述べる。「でも皆さんの声を聞いて、『あ、これだ』って。いいものになるだろうなって思いました」と現場で実際にやることで手応えを掴んだという。

小芝はこの日、記者陣を前にラジオブースでパーソナリティーとして軽快なトークを繰り広げる姿も生披露した。小芝は「(パーソナリティーのシーンは)一人喋りなので、自分で感情の起伏を生み出さないといけない。対話をしてそれを生み出すのとはまた違うんです。どういう風に演じたら長い台詞の間を持たせられるかは、めちゃくちゃ考えました」と、パーソナリティーとしての演技の難しさを話す。

長台詞を噛まないようにするために「めちゃくちゃ練習しています」とも述べ、「滑舌の練習をする『外郎(ういろう)売り』というのがあって、それを何回も何回も唱えたり。ちょっとでも他のことに気をとられると台詞が飛んでしまうんです」と撮影を振り返る。

ラジオ局の制作チーフディレクター・麻藤兼嗣役の北村は、そんな小芝の演技に驚かされているといい、「台本の半分くらい彼女の台詞なのにまあ噛まない。いつ覚えているんだろうって。すごいなって。役的にも作っている感がなくてすごくいいんです」と小芝を絶賛する。「回が進むごとに風花ちゃんのパーソナリティーのキャラも、いろんなキャラが出てくるんです。セクシーなキャラが出てきたり。それも楽しみにしていて欲しいです。それもまた、間の取り方とか、さすが大阪人という感じで上手いんです」と小芝をべた褒め。

片寄はミナレのアルバイト先のスープカレー店「VOYAGER(ボイジャー)」で働く同僚・中原忠也を演じる。小芝とは2014年のドラマ『GTO』で共演して以来、約9年ぶりの共演となる。本ドラマについても「ミナレが見どころ」と笑顔で述べ、「こんな小芝風花さんを見たことがない。前一緒だった風花ちゃんと全然違うんです。ビビりながら撮影しています」とミナレを演じる小芝の役者力を絶賛。

原は麻藤の部下で、円山ラジオ(MRS)の制作部アシスタントディレクターの南波瑞穂を演じるが、やはり小芝演じるミナレの個性を見どころに挙げ、「ミナレさんが破天荒すぎるので、先の展開が見えないのが魅力なのかなと思います」と話していた。

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