妻夫木聡が主演を務める日曜劇場『Get Ready!』（TBS系、毎週日曜21:00～）の第8話が、2月26日に放送。エース（妻夫木）の壮絶な過去が本人の口から語られた（以下、ネタバレが含まれます）。
13年前、オペの技術に絶対的な自信を持っていた外科医の天野真一（妻夫木）は、「オペは完治の入口でしかない」と言う恩師・真田博（榎木孝明）に反発し、千代田医大に転籍。院長の剣持理三（鹿賀丈史）は最初こそ「私の後継者は君しかいない」と歓迎するが、天野が院内で確固たる地位を築くにしたがって、疎ましさを覚えるようになる。
そんな中、天野は真田のいる大和医大から千代田医大に転院してきた不動産業界の重鎮・堂前隆文（松澤一之）の肺移植手術を担当。しかし、堂前に移植された臓器は、天野の患者だった少女・坂本青葉（志水心音）に移植されるはずのものだった。
すべては剣持が天野と学会の次期理事長候補だった真田を陥れるために仕組んだことで、2人は警察から臓器を横流しした嫌疑をかけられてしまう。天野は移植を待ち続けながら亡くなってしまった青葉の母（菊池亜希子）から「命に優先順位をつけたのであれば、娘に生きる価値はなかったんでしょうか」と問われ、手紙を受け取る。そこには賢明に生きようとする青葉の思いが綴られており、それを読んだ天野は慟哭する。
天野は懲戒解雇となり、千代田医大を追われることになる。真田の進退を問う理事会では「天野くんはそんなことをする人間ではない！」という真田の主張に対し、剣持は「その肩入れが彼を慢心させ、犯罪者を生んだのであれば悲しいことです」とニヤリ。こうして、真田は学会を追われ、剣持は思惑通り理事長に就任。さらに、真田は天野に未来を託し、病気で亡くなってしまう。
エースの壮絶な過去に、ネット上では「胸が締め付けられる」「ボロ泣き」などの声が上がり、剣持役の鹿賀に対しては「憎まれ役上手い」「悪役ぶりが憎くて素晴らしい」「悪い医者といったら鹿賀丈史」など、絶賛の声が多く寄せられた。
次回、第9話は3月5日に放送。剣持の娘・玲於奈（結城モエ）が、手の施しようのない病状であることが判明する。
なお、現在TVerでは、第1話～第3話の他、ダイジェストやナビも配信中だ。
