長澤まさみ、鈴木亮平は「意外とお茶目」『エルピス』の撮影エピソードを振り返る

公開: 更新:

長澤まさみ主演の『エルピス―希望、あるいは災い―』の制作発表が22日、都内で行われ、長澤ほか、共演者の眞栄田郷敦鈴木亮平、脚本を担当した渡辺あやが登壇した。

本作は、実在する複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント作品。スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤)と彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男の死刑が確定した、10代の女性が連続して殺害された事件のえん罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描く。

長澤は4年半ぶりの連続ドラマ主演となるが、本ドラマでは鈴木との共演が印象的だった様子。撮影の様子を振り返る中、鈴木について「ちゃんと一緒にお芝居をするのは初めて。鈴木さんはなんでもこなすかっこいい人というイメージだったんですけど、現場が始まると鈴木さんが意外とお茶目な方なんだなって気づいて……」と意味ありげな表情で感想を述べる。

長澤によれば、鈴木は相当インパクトが強いお茶目キャラだったとのこと。「鈴木さんが(撮影の合間に)携帯を持っていたんですけど、うっかり目の前のコーヒーカップに落としてしまうということがあったんです。隣にいて、やるんじゃないか(落とすんじゃないか)と思っていたんですけど、まさか……。あんな小さいカップの中にホールインする人初めて見たって……。こんなにかっこいいのにお茶目な人なんだなって」と鈴木の意外な素顔をにこやかに回顧。

長澤はさらに鈴木について「鈴木さんが座っている椅子の高さの調整を座りながらしていた時があったんですけど、勢いつけてやるもんだから後ろに『あ〜っ』て倒れそうになっていて……。期待を裏切らない人だなって」とその時の鈴木のコミカルな動きをジェスチャーで再現しつつコメント。鈴木はこれに「長澤さん、僕がバナナ食べてるだけで大笑いしているんです。僕が何に見えているんだろうって」と照れ笑い。

鈴木も長澤について「長澤さんはいつも謎」とその印象を語り、「最初の時に泊まりの撮影だったんですけど、夜からだったので、入ったその日にお昼ご飯で(カレー屋で)カレーを食べてから現場に行ったんです。そしたらメイクさんに『カレー食べていたんですか?』って聞かれて。『(お店で)隣(の席)に長澤さんもいたみたいですよ』って。声かけてくれればいいのに!」とコメント。

長澤はこれに「その日は昼ご飯は各自自分で済ませて現場に行く日だったんです。近くにあるカレー屋に行ったら、iPadを触っているビジネスマン風の人がいて、おばあちゃんたちばかりのお店の中で一人目立っていて、『あ、鈴木さんだ』って。でも、あまり気づかれたくない方がいいなって。ドラマ的にも序盤は関係性が複雑な役どころなので、お芝居のために仲良くなりたくなくて、声かけませんでした」と慌てて状況を説明した。

眞栄田も鈴木について「面白かったのは序盤の頃、鈴木さんが長澤さんに、『僕こう見えていじられキャラなんですよ』って、紹介していて……」とやはり鈴木のひょうきんな一面を紹介。一方で前田は鈴木について「お茶目なところありますけど、すごく好きです」とも述べ、「序盤の頃にスタッフさんに、『いつでも最終回の撮影しても大丈夫ですから。全部(台詞は)入っていますから』って言っていてかっこいいなって思いました」と話していた。

画像ギャラリー

PICK UP