吉田凜音演じる志半ばで亡くなった女性、バンド仲間と歌いたいと願うが…

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読売テレビ・日本テレビ系のプラチナイト木曜ドラマでは、「4週連続オムニバスDRAMA」と銘打ち、心動かす2つのドラマ『さよならの向う側』『5分後に意外な結末』が4週連続オムニバス形式で放送。上川隆也主演の『さよならの向う側』第3話が10月6日に放送される。

原作は、「生きている間に大切な人との時間を慈しみ、自分の気持ちを言葉にして伝えておこうと改めて思った」「生まれた事の奇跡といくつもの縁を想いこの世界が愛おしくなる」と読者から感動の声があふれる同名小説「さよならの向う側」(清水晴木、マイクロマガジン社 刊)。上川演じる「案内人」が、思いがけず訪れた死に戸惑う人々を、現世とあの世の狭間「さよならの向う側」で迎え、彼らの「最後の24時間」に寄りそう。脚本は水橋文美江、演出は深川栄洋

前回放送の第2話では、肝臓の病で亡くなり、「死んでせいせいしてる」と告げる山脇浩一(眞島秀和)が登場。案内人に言われてしぶしぶ現世に戻った浩一は、レンタルショップから借りた「宇宙怪獣シリーズ」の返却へ。父と見た映画を思い出し、俳優を志して以来帰っていない実家を訪れるが、父はすでに認知症ぎみになっていて……。

<第3話あらすじ>
「最後に会いたい人は誰ですか?」

「さよならの向う側」の案内人・谷口健司(上川)から問われた神楽美咲(吉田凜音)は、「歌いたい」とおもむろに言い放つ。心臓の病で亡くなった美咲は、両親を小さい頃に亡くしており、バンド仲間の大倉忍(今井悠貴)と作った曲を歌いたいと言う。

大倉とは、美咲のバイト先であるレコードショップでのやりとりがきっかけで仲良くなり、ユニット「ペイパーバック」を結成。大倉から教えてもらいながら、美咲は、大倉が作った曲に必死に詞を書いていた。

半年後。知り合いに誘われて、大倉と初めてライブハウスに立つことになった。ライブの前に、大倉から「本番が終わったら大事な話がある」と言われた美咲だったが、急に気分が悪くなり、倒れてしまう。

「最後の再会」では、24時間限定で、現世の人ともう一度会うことができるが、会うことができるのは、美咲が死んだことをまだ知らない人だけ。案内人は、大倉は美咲が亡くなったことを知っていると残念そうに告げる。しかし、途方に暮れる美咲に対して、案内人は「あなたが、美咲さんである限り」と意味深に告げる。

そして美咲は、変装した姿でレコードショップに向かうことに。そこには、レコードを試聴する大倉がいて……。

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