佐津川愛美、千賀健永が「気負い過ぎてしまう性格」を中和!? 『夫婦円満レシピ』

公開: 更新:

10月5日からドラマParavi枠で放送がスタートする連続ドラマ『夫婦円満レシピ~交換しない?一晩だけ~』(テレビ東京系、毎週水曜24:30~※初回は25:00~)。本作で在宅ライターの仕事をする一児の母・仁科志保を演じるのが、連続ドラマ初主演となる女優・佐津川愛美さんだ。

志保はイケメンの夫・浩介(千賀健永Kis-My-Ft2)と仲睦まじく、誰もが羨むような夫婦に見えるが、実はセックスレス状態で、ある日、浩介から「妻だけED」と告げられショックを受けます。

二人目を望む浩介は、なんとか状況を打破するために、夫婦交換でセックスをすることで、互いの関係性に刺激を与えようと志保に提案しますが、あまりに突拍子のないことに志保は動揺を隠せない……。

非常に刺激的なテーマですが、佐津川さんは「とても真面目な人間ドラマだなと思った」と原作や台本を読んだときの感想を述べます。連続ドラマ初主演にして、深いテーマが内在する本作、どんな気持ちで作品に臨もうとしているのでしょうか――撮影直前の佐津川さんに率直な胸の内をうかがいました。

――本作の原作となっている人気漫画『夫婦円満レシピ~それでも夫を愛している~』を読まれて、どんな印象を持ちましたか?

こんな世界があるんだ~というのが最初の印象でした。でも浩介も志保もすごく誠実だなと感じました。例えば、旦那さんがセックスレスに悩んでいて、別の人と関係を持ってしまったら浮気になってしまうと思うのですが、ちゃんと奥さんに相談して向き合おうとしている。誠実な良いカップルだなと。刺激的な内容なのかもしれませんが、すごく真面目な人間ドラマだなと思いました。

――でも実際、志保が浩介から提案をされたときは、かなり複雑だったと思いますが、どんなところを意識して志保という人物を演じようと考えていますか?

先ほどもお話しましたが、とても真面目な二人だと思うので、相手を思う気持ちというのは、一つ志保の大切な要素だと思います。一方で、表現が難しいのですが、ドラマでも「大人になると我を忘れることがなくなる」という台詞があるのですが、そういった冒険心みたいなものも、どこかで忘れてはいけないなという気持ちを持った女性であるのかなと感じています。その心の揺れみたいなものは表現できたらいいなと思っています。

――連続ドラマは初主演ということについて、お気持ちはいかがですか?

まさか私が連ドラの主演をさせていただく日が来るなんて思ってもいませんでした。自分自身、気負い過ぎてしまうきらいがあるので、あまり主演ということにとらわれすぎずに、皆さんの力をお借りしながら、みんなでハッピーに頑張れればと思っています。

――夫役の千賀さんとのシーンも多いと思われますが、お話は?

初めてお会いしたのは本読みでした。私から台本について「こういうほうが伝わるんじゃないでしょうか?」みたいな提案をさせてもらっていたのですが、千賀さんがそれを見ていて「結構気が強い人なのかな…」と思っていたみたいなんです。私の悪い癖が出てしまっていたようで(笑)。千賀さんはとても穏やかで優しい雰囲気をまとっている方なので、余計にそう思われてしまったのかもしれません。でも本読みのあとリラックスしてお話をしたら「穏やかな人で安心しました」と言っていただけました(笑)。

――では気負い過ぎてしまったとき、千賀さんのおおらかさは、今後の撮影のなかでも助けになりそうですね。

本当にそう思います。千賀さんにも「つい肩に力が入ってしまうんです」と話したら、「僕はあまりドラマの経験がないので、お芝居のことは分からないことがいっぱいあるかもしれないけれど、場の空気を作るのは得意なので言ってください」と仰ってくださって……。ドラマでも志保は浩介をすごく頼りにしている部分があるので、私が千賀さんを頼らせてもらう感じも、うまくドラマの関係性と重なっていけばいいなと思っています。

――先ほど「大人になると我を忘れることがなくなる」という話もありましたが、佐津川さんが我を忘れるほどハマれるものってありますか?

そういう趣味みたいなものがないんです(笑)。すごく欲しいんですけれど。敢えて言うなら旅行が好きなので、仕事が落ち着いたら海外に住んでみたいです。

――最後に、ドラマのどんなところに注目してほしいですか?

女性に見てほしいなと思っています。夫婦ってそれぞれいろいろな考え方があると思うのですが、「こんな夫婦の考え方もあるんだ」と何か気づきになっていただけたら嬉しいなと思います。あとは刺激的なお話なので、面白がって見ていただくことで、なにか新しい発見もあるのかなと思っています。

(取材・文:磯部正和)

<第1話あらすじ>
ライターとして在宅で仕事をしながら一児の母として子育てをする仁科志保(佐津川)。夫はイケメンで誰もが羨む夫婦であるが、実はセックスレスに悩んでいた。娘のためにもう一人子供が欲しいと望むも、夫の浩介(千賀)から「妻だけED」を告白される。

それをきっかけに浩介から夫婦を交換してセックスをする「夫婦交換」を提案されてしまい……。最初は大反対の志保だったが、ライターとして取材のつもりで参加してみることに……。

画像ギャラリー

PICK UP