清水みさと「サウナが人との距離を近づけさせてくれた」花江夏樹との掛け合いは必見『サウナの発達』

清水みさと「サウナが人との距離を近づけさせてくれた」花江夏樹との掛け合いは必見『サウナの発達』
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サウナは、「人生最高の余白」
そう話してくれたのは、女優の清水みさとさん。

365日サウナに通うほどのサウナ好き女優・清水さんが主演を務める『パラレルサウナラブファンタジー サウナの発達』(CBCテレビ・東海エリアローカル放送、24:50~)が9月20日(火)に放送。物語は、失恋すると決まってサウナに癒されに行く主人公・みさとが、サウナで自分と向き合い、ととのう……いや、自分の内面を発達させていく新感覚のラブファンタジー。サウナハット(花江夏樹)と主人公・みさとの会話劇から物語がさらに膨らんでいく、不思議な世界観は必見です。

民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、9月16日より、TVerでととのう「サウナ番組大特集」が開催中。同作品は、9月21日(水)正午より配信予定です。そこで、主人公のみさとを演じる清水さんにお話をうかがいました。

――清水さんが初めてサウナに入ったのはいつですか?

19歳の大学生のとき、ダイエット目的で行っていたジムで初めてサウナに入りました。ジムで同じ時間によく会うおばちゃんたちが、サウナでお喋りを楽しんでいたので、私も混ざりたくて、サウナマットを持って中へ入ったのが初めてのサウナ体験です。

――そこから徐々にサウナの魅力にハマっていかれたのですか?

学校からジムまで、2時間半くらいかけて通っていたんですが、おばちゃんたちとお喋りするのが楽しくて毎日入っていたら、「あれ? サウナ、気持ちいいかも?」って思い「もしかして、ここ以外にもサウナはあるんじゃないか?」と、探し始めたんです。“サウナに行きたい”と思う自分に気が付いたとき、「私、結構サウナ好きかも」と思いました。

――最初は水風呂が苦手な方も多いと聞きますが、清水さんは最初から抵抗なく入れましたか?

最初、私も水風呂に入っていなくて。というのは、せっかく体が温まっているのに水に入って冷やしたら、汗が出なくなったらどうしようって思っていて(笑)。そしたら、おばちゃんたちが、「水に入ったほうが、次のサウナが気持ちいいし汗も出るから。あんた、水風呂に入りなさい」って進めてくれたんです。

――サウナの先輩がアドバイスを(笑)。抵抗なく水風呂には入れましたか?

何かに挑戦する時、あまり怖がらない性格なので「とりあえずやってみよう!」って。実際入ると「わ~冷えた~」って思ったんですけど、2回目のサウナに入ったら、ちゃんと汗も出たし、水風呂に入ったほうが気持ちいな、って思えたので、そこからは水風呂も入るようになりました。

当時は「ととのう」という言葉は無かったけど、勝手にそれは感じられていたのだと思います。

――水風呂未経験者の方に体験していただきたいですね。

水風呂の後、2回目のサウナこそ、本物の気持ちよさを味わう扉ですよーって声を大きくして言いたいですね。1回目は慣らしなので、そこを乗り越えた先にある気持ちよさ、これは本当にすごいです。

――サウナに纏わるお仕事をするようになったきっかけは?

2015年11月で、はっきり覚えています。その頃はSNSも今ほど盛んではなかったし、私も、ブログやTwitterで「サウナ行ってきまーす」って独り言をつぶやいているくらいでした。

当時、グラビアをやっていたのですが、「趣味は何ですか?」とインタビューで聞かれることが多くて。そんな中、たまたま東スポさんの取材でも聞かれて「趣味……無いですね。しいていうなら、サウナに毎日行っています」と答えたら、男性記者さんが「それ、面白いですね。女性でサウナが好きと言う人、全然聞いたことない」と、記事にしてくださったんです。それが、2015年11月でした。

その翌年に「サ道」の漫画が発売されるのですが、この記者の方が作者・タナカカツキさんと対談しませんかとお声をかけてくださったんです。サウナを漫画にされているなんて、思ってもいなかったから「サウナの漫画? どういうこと?」って興味津々で、翌年2月に、横浜のスカイスパで対談をさせていただいたのが、サウナに関する初めての仕事でした。

――その対談で、印象に残っていることは?

それまで、サウナの事を言語化することなかったので、はじめて自分がどう気持ちよいと思っているのかを話しましたね。タナカさんから、これからサウナはブームがくるし、女性も少ないから、「サウナ・スパ 健康アドバイザー」の資格を今すぐ取ったほうがいいと言われて、なんのこっちゃわからなかったんですがすぐ取りました(笑)。

――有言実行、素晴らしい! こうしてサウナのお仕事が広がっていったと……。

広がりと言えば、「#サウナ」でTwitterを検索すると、昔はそんなにサウナのことをつぶやいている人が少なかったから、その時、よく表れていた“清水みさと”だったと言われまして(笑)。それこそ、日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」を作っている方や、テントサウナのSaunaCamp.さん、イベント「サウナイト」の主催・YGQ®︎さんといった、現在サウナで何かをやっている方たちが見てくれていたようで、イベントへ出演させていただくなど、色々なご縁につながりました。

中でも、「サウナイキタイ」のポスターのモデルをやらせていただいたことで、大きく人生が変わったな、と思っています。私にとってはこれがターニングポイントですね。

――今回の『パラレルサウナラブファンタジーサウナの発達』主演のオファーが来た時のお気持ちはいかがでしたか?

企画書を見ても、なんにも理解ができなくて(笑)。今までサウナにまつわる番組を色々やらせていただいていますが、ひと味違うとかではなくて、見たことも考えたこともなかった内容だったので、どんな番組になるのかワクワクしました。それに、プロデューサーの柳橋弘紀さんが声をかけてくださる事は「面白い」と思っているので、2秒くらい見て「やりまーす」って即決でしたね。

――柳橋さんとは他の番組でもご一緒されていますが、どんな印象ですか?

柳橋さんって、「面白いこと」の発見がすごいんです。これまで柳橋さんがプロデューサーを務めていらっしゃる『サウナを愛でたい』(BS朝日)や『マグ万平のちほどサウナで』(北陸放送)に出演させてもらっているのですが、すごく自由な人で、器が大きい方です。何を言っても「大丈夫ですよ、良いですよ」って受け入れてくださるので、自分でも見たことがないもの、予定調和ではないもの、ジャズのセッションのような感じがすごく新鮮で楽しいです。今回も、こんなにワクワクできるのは柳橋さんが作るものだからだと思います。

――サウナハットの声を花江さんが担当されることについてはいかがですか?

豪華すぎますよね。収録が終わってからアフレコを行うのですが、実際にアフレコでお互いやり取りをすると聞いているので、どんな仕上がりになるのか楽しみです。花江さんはプロ中のプロで、誰もが知っている声優さんなので、あの声が私のサウナハットの声になるということと、自分の声と掛け合いになるというのは、すごいなぁと思いました。

――そして、会話劇の脚本は、かもめんたる岩崎う大さんが担当されているそうですね。

う大さんの舞台が好きで、観にいっていたので驚きました。小気味のいいテンポで「ネガティブ」「ポジティブ」の両面が描かれていて、ファンタジーなんだけど自然に受け入れちゃえる、絶妙なバランスで書いてくださっていて。映像では、同じ画を使って「ネガティブ」「ポジティブ」の気持ちを表すのですが、失恋した女の子が、自分がどう思うか次第でまるっと世界はかわる、「あなた、自分次第ですよ?」というテーマに、とても共感しました。

サウナも、確かにそうで「ここのサウナはおすすめ」「ここはイヤだ」など、同じ施設に対していろいろな意見があると思うし、それって必ずしもこの意見が正しいことではないと思うんです。この人は「イヤ」と思っていても自分は「楽しい」と思うかもしれないし、自分が感じていることを大切にしたいなと。今回の企画書を見たときに、まさにその通りだな。サウナって自身の内面ともつながっていて面白いな~って思いました。

――お芝居で意識したころなどは?

先ほども申した通り、「ネガティブ」と「ポジティブ」、両方同じ画を使うので“何を考えているかわからない表情”を狙っていくということで、イメージは「片桐はいりさんです」って言われました。

――実際にロケを終えていかがでしたか?

撮影を終えても、完成形が全く想像できませんでした。そして後日、花江さんとの脳内会話劇のアフレコ日に初めて映像を見て、声を吹き込んで、それでもまだどうなるかわからないものを作っている感が強く、いい意味でザワザワしました。こんなドキドキを味わいながらテレビ番組って作れるんだって!(笑)。

とにかく楽しかったです。とにかく言いたいのは、「サウナ発達」だけがリアルに存在してるということです。ぜひ、行ってみてください。

――TVerでととのう「サウナ番組大特集」が現在開催中で、この作品もラインナップに入っています!

まず、サウナの番組がこんなにつくられているということに驚きました。今回、私が出演するドラマもサウナの番組に入るんだなっていう驚きも(笑)。どういう気持ちでみんな見てくださるのか楽しみです。

――今回の「サウナ番組大特集」の番組の中で清水さんのおすすめは?

今回の特集では、色々なサウナ番組に出させていただいて。なので『のちほどサウナでinタイ』『サウナを愛でたい〜大垣サウナ夫婦の物語』『地球風呂(みずぶろ)』『旅するサウナ』あたりですかね、全部出てるやつ!(笑)。

順位はつけられませんが、「サウナ」という同じテーマでも、番組によって全然違いますし、 作る人によってフォーカスするところが違うので、全部楽しみです。

――『のちほどサウナで』ではサウナの本場フィンランドにも行かれていましたね。

サウナ好きなのに、フィンランドには行ったことがなくて、あのロケで初めて行きました。実は、『のちほどサウナで』のロケの1か月後くらいに『日立 世界ふしぎ発見!』(TBS)でも行かせていただいたんです。はじめてのフィンランドでは、“サウナが人との距離を近づけさせてくれた”と実感しました。

――それはどのような状況で感じたのですか?

ロケの前に『のちほどサウナで』のラジオに出た時がマグ万平さんと初対面で、フィンランドロケではお会いするのが2回目でした。柳橋さんとは初対面で、まさに仕事といった距離感で始まりましたが、フィンランドに着いて2日目にはギューッと絆が。“同じ釜の飯を食う仲間”ではないですが、同じサウナにみんなで入っていたら、昔から仲が良かった人よりもギューッと近くなって、みんな、なんだろうこれは? 仕事の距離感じゃないよね? くらい近くなったというのが印象的でした。フィンランドのサウナがそうさせていること、これこそが、サウナの根源なのかなって思いましたね。

――『のちほどサウナで』のフィンランドロケはYouTubeで配信中ですが、とても面白くて見入ってしまいました。

日本では感じたことがない美しい自然と、真っ白な雪と。機械的なものはあまりなくて、オーロラもみんなで見て……そういう所でサウナに入るという原始的な体験は、忘れられない思い出です。良いサウナ施設にも行きたいけど、こうやって誰とどんなところに行くか、すごく大事なんだなって気づかせてくれ、仕事を超えたロケでした。あの時の柔らかい感覚で、これからも仕事をしたいな、と思います。

――まさに、サウナを通してチームの絆が生まれたのですね。『のちほどサウナで』では、再び海外ロケへ行かれたそうですが、今度はどちらへ?

今回はタイへ行きました。タイは、フィンランドとまるっきり違っていて、ドライサウナがたくさんあるわけではなくて、薬草サウナを巡る旅でした。あちらは、健康や体を良くするという目的がテーマのようで、こんなにサウナひとつとっても目的がちがうんだな、と。サウナがゴールではないということを感じたロケでした。同じアジアでも文化が違うし、国が違えばこんなにも違うというところを見ていただきたいです。

――オンエアが楽しみです。サウナに入ったことない人へ声かけるとしたら?

まずは、行ってみてほしい。すっごく気持ちいいし、言葉で説明されるより、手ぶらでいけるから、一度時間が出来たとき、ぶらっと行ってみてほしいですね。「自分の街の銭湯にもサウナがあったんだ!」といった発見があると思います。

――そして、最後に、清水さんにとってサウナとは?

「人生最高の余白」です。

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