『ピカルの定理』は揉めまくっていた?モンスターエンジンが当時の悲惨な内情を激白

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海原やすよ ともこ海原やすよ海原ともこ)の冠MC番組『やすとものいたって真剣です』(ABC、毎週木曜23:17〜※関西ローカル)が7月7日に放送。この日は、関西のお笑い界を支える中堅世代のモンスターエンジン西森洋一大林健二)、スマイル瀬戸洋祐ウーイェイよしたか)、ギャロップ林健毛利大亮)が現在、過去、未来を真剣トークする「関西中堅三銃士SP」。

芸人として中堅に差しかかった彼ら3組は、NSC21期から24期と、芸歴もほとんど変わらない。コント「神々の遊び」が大ブレイクし、有名コント番組『ピカルの定理』に大抜擢されたモンスターエンジンは結成15年目。『上方漫才大賞』優秀新人賞や『MBS漫才アワード』優勝と、結成後すぐに頭角を現したスマイルは結成20年目を迎えた。『ABCお笑い新人グランプリ』最優秀新人賞をはじめ、数々の賞レースを制したギャロップは結成19年目と、いずれも底力のある実力派コンビだ。

まずは、現在の「1週間のスケジュール」を紹介する。テレビやラジオ、舞台など休みはほとんどないモンスターエンジンやスマイル。なかでもスマイルが「20周年の漫才ツアーもスタートさせた」と報告すると、やすともは「ホントに変わらへん。2人は意外と芯があって、ブレへん」と称賛する。一方、ギャロップは休みが週2回!? DJとしても知られる毛利は「寄席とDJなら、DJ!」と、まさかの即答。これには林が「お笑いをちゃんとやってくれたらDJもいいけど、やらないから」と不満を漏らす。しかし、一同から「林が(毛利を)管理できてない」と責められて……!?

3組の「芸人人生グラフ」では、山あり谷ありの人生を紹介する。グラフの前半は3組とも右肩上がり。『ピカルの定理』のスタートで前半のピークを迎えたモンスターエンジン。大林は「レールに乗っかった感覚があった」と、明るい未来を描いていた。「デビュー当時からずっと一緒にやってきた」というスマイルの瀬戸は全国区になった彼らに対し、「悔しかったけど、同世代で西森さんが一番おもしろいと思っていたので、おもしろかったら売れるんやと。自分たちも頑張ろうと思った」と、身近な目標になったという。しかし、ピークにもかかわらず、「悩んでいた。家に帰って、奥歯をグッと噛んでガマンしてた感じ」と明かす大林。彼の知られざる苦悩や、情緒不安定だった大林のビックリエピソードが次々と飛び出す。

「同世代の中では早くから仕事をもらっていたほう」というスマイルは、関西でレギュラー番組10本を抱えていた頃が前半のピーク。テレビの露出も多く、「この頃はテレビタレントになりたいと思っていた」という。当時のスマイルについて西森は「劇場に客として偵察しに行ったら、一言で爆笑をとっていて、『見たことない人種や。アレには勝たれへん』と思った」と明かす。

『ABCお笑い新人グランプリ』最優秀新人賞受賞を皮切りに、新人賞を総なめにしたギャロップ。西森は林と初めて会ったときのことを回想する。20代で既に薄毛の林を「周囲が誰もイジってないことに驚いた」という西森が、林の薄毛ネタを解禁したいきさつを披露する。その後、漫才に薄毛ネタを投入したところ、ギャロップは売れ出して……。

3組の「芸人人生グラフ」の後半では、どのコンビも一度は“谷”を経験。『ピカルの定理』の終了でどん底に落ちたモンスターエンジンは、「ただ終わったのではなく、思いっきり終わった」と、番組の終了が他の仕事にまで影響したと明かす。さらに、「『ピカルの定理』は揉めまくっていた」と、当時の悲惨な内情を激白する。

スマイルのグラフは、瀬戸の「実家立ち退きと借金1000万円」という個人的な理由で急降下。しかし、やすともが注目したのは、その後に続く「解散危機」だった。なんと、スマイルにもあった解散の危機。瀬戸が借金で精神的なダメージを受けるなか、同世代のメンバーが全国で活躍しはじめ、焦りが生じたという。一方、よしたかも「何を言ってもウケてくれてたお客さんが、しっかりおもしろいことを言わないとウケてくれなくなって。唯一の味方の瀬戸くんも僕を審査員の目で見てきて……」と自信を喪失。「2人で解散を吉本に言いに行った」と、スマイルが当時の葛藤や苦悩を赤裸々に告白する。

「実は僕らにも解散話があった」と明かすギャロップ。『THE MANZAI』で良い結果が残せなかったことから、林は「ゆるい気持ちで、次に結果が出なければ解散しようと話した」という。そう告げられた毛利のリアクションは……? さらに、それよりももっとグラフが下降をたどった出来事とは?

また、それぞれの特技を仕事にも活かしている彼らが、「他にもこんなことができる」と自己PR。大林は“仁鶴師匠のモノマネ”で弾き語り、毛利は「やってみたい」と“実演販売”に挑戦。一方、瀬戸は本気の“タップダンス”を披露し、笑いを誘う。さらに、ABCの大型料理バトル番組『CHEF-1グランプリ2022』を盛り上げるべく、ギャロップが料理ロケ。中堅ならではの安定のロケをやすともが絶賛する。

前回は、番組で進行役を務める“真剣ファミリー”が集う「真剣ファミリー近況報告SP」が放送された。

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