木村拓哉主演のドラマ『未来への10カウント』（テレビ朝日系、毎週木曜21:00～）の第7話が、5月26日に放送。ネット上では、高校生と向き合う桐沢祥吾（木村）の教育方法に絶賛の声が集まった（以下、ネタバレが含まれます）。
本作は、これまでに『HERO』『CHANGE』（ともにフジテレビ系）で木村とタッグを組んだ福田靖のオリジナル脚本。生きる希望を完全喪失している男・桐沢が、図らずも高校ボクシング部のコーチになったことで徐々に熱を取り戻し、再生していくさまを描く。
“西条桃介（村上虹郎）が生徒を殴った”という一報を受けて、桐沢とボクシング部顧問の折原葵（満島ひかり）は校長室に呼び出された。西条は、自分が試合のメンバーから外されてイラついていたため、桐沢にも責任があると訴える。校長の大場麻琴（内田有紀）は、部全体の責任とし、ボクシング部に活動停止を言い渡す。
これまでの西条の態度もあって、部員たちは怒り爆発。しかし、桐沢だけは“本当のところは分からない”と、何か裏があると考える。西条は3人組の1人と肩がぶつかってトラブルになったと聞いたが、それだけで人を殴るとは思えない。被害者である生徒に話を聞きに行って……。
その後、真相が明らかに。西条にも情状酌量の余地があるとみて、ボクシング部の活動停止は解除された。しかし、部員たちの中では彼を復帰させるか否かで意見が分かれてしまう。桐沢は部員たちだけで話し合いをさせるため、葵とともに部室をあとに。「今のお前らはとんでもない決断を迫られているってことだけ忘れんな」と告げた。
部員たちだけで話し合いをする中、西条が部室へ。彼のぶっきらぼうな態度もあり、ぶつかってしまう。結局、西条はその場を飛び出してしまった。
再び部室に戻ってきた桐沢は、生きるのが下手なヤツ、乱暴な言葉でしか自分を表現できないヤツなど、世の中にはいろんな人間がいると部員たちに教える。自分たちと違う種類の人間を受け入れたくないと思うのは当然のこと。しかし「そういうのって、高校生だけじゃなくて、大人にもよくあることだから」と語りかけた。
葵は西条を外したままでいいのかと部員たちに問いかけるも「こいつらのこと、子供扱いしたらダメだと思うんですよ」と桐沢。彼の「俺はお前らの出した結論を尊重する」との言葉に、部員たちは……。
ネット上では、頭ごなしに否定しなかったり、生徒たちの自主性を重んじたりする桐沢の生徒たちとの向き合い方に「シビレた」「大切なこと」「考えさせられる」「指導者の手本」 とのコメントがあった。
次回第8話は6月2日に放送。桐沢は、かつて閉店を余儀なくされた焼き鳥店再開の目処が立ち始め、人生の選択を迫られる。
なお現在、民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、同ドラマの第1話から第4話までの内容をまとめたダイジェスト動画を期間限定で配信中。
