佐久間宣行「もっと評価されるべき日本映画」のプレゼンに劇団ひとりら熱狂

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佐久間宣行「もっと評価されるべき日本映画」のプレゼンに劇団ひとりら熱狂

フジテレビの深夜のチャレンジバラエティ枠『水曜NEXT!』(毎週水曜24:25~)。5月25日の放送は「もっと評価されるべき審議会 前編」と題し、世間で過小評価されている「もっと評価されるべきもの」を有名人が自ら持ち込み、劇団ひとりに対してプレゼンした。

プレゼンターを務めるのは、伊集院光岩井勇気ハライチ)、坂下千里子清水あいり平子祐希アルコ&ピース)、テレビプロデューサーの佐久間宣行

今回、劇団ひとりが特に盛り上がったのが、佐久間がおすすめした“ある日本映画”。海外での評価が高く、フランスのユートピアル映画祭の観客賞をはじめ全22冠も獲得しているが、日本での受賞はゼロ。その映画とは『ドロステのはてで僕ら』(2020年6月公開)と紹介するのだが、佐久間が名前を出してもスタジオの誰一人「知らない」と話す。

コロナの真っ只中、たった2館で上映を開始したこの作品は、その後、海外で20冠を獲得した。下北沢の13席しかない劇場で上映された頃に見に行ったという佐久間が「とんでもないと思った」と話すのが、この映画の設定と撮影技法。「2分後の自分が話し掛けてくる」というSF設定や展開に、ひとりをはじめ、スタジオメンバーは話を聞いているだけで「すげー!」と絶賛。また、この複雑な設定だけでなく、それを“ワンカット長回し”で撮っていることにも触れ、佐久間が作り手側の視点から撮影方法の難しさを説いた。

この設定や撮影技法に感心しつつも、先に起こる展開を知ってしまったひとりは「完全にネタバレだよ~」「聞かずに見たかった!」と嘆くのだが、佐久間から「ここで言わなきゃ見なかったでしょ!」とツッコまれていた。

次回は6月1日に「もっと評価されるべき審議会 後編」が放送される。

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