松本潤“チカラ”、最後までブレなかったおせっかいに「心に沁みた」​​

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松本潤“チカラ”、最後までブレなかったおせっかいに「心に沁みた」​​

松本潤が主演を務める木曜ドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)の​​最終話が3月31日に放送。ネット上では、中越チカラ(松本)のラストおせっかいと、視聴者に語りかけたナレーションに反響があった。

思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前な男・チカラが、同じマンションに住む住人たちの悩みを解決し、やがてそのマンションがひとつのコミュニティとなって強い繋がりを持っていく様を描く社会派ホームコメディ。

603号室の住人・小日向(藤本隆宏)が引っ越してきてからというものの、マンションはトラブルだらけ。自ら自室に火をつけたり、公園で暴言を吐いたり、住民たちは困惑。特に、道尾頼子(松嶋菜々子)は彼を毛嫌いしていた。

彼女は住民を味方につけて退去勧告を通告しようとしたが、チカラだけは「何か理由があるんじゃないですか?」と異議を唱えた。この世界にはいい人も悪い人もおらず、その中間が存在。自分たちは善と悪の間で揺れていて、周りの環境や出来事でどちらにもなりうる。小日向が悪になっているのであれば、元に戻すことが大事だとした。

そんな中、小日向が自殺未遂を起こしてしまう。あることを感じたチカラは彼に手紙を渡した。すると、小日向がチカラを部屋に招き入れた。小日向を“母が亡くなって自殺した父”と重ね合わせていたチカラは、大切な人を失ったのではないか、と手紙に書いたのだ。小日向はチカラに、夜が明けるまで妻をなくしたことや悲しみにくれていたことなど、すべてを打ち明け猛省。その後、小日向は住民に謝罪した。

チカラが小日向に一言だけ「また奥さんの話を聞かせてください」と告げたと聞いた灯(上戸彩)は「それでいいのかもね」と一言。本当に辛いときは答えなんて必要がなく、ただ悩みを聞いてもらえるだけで心が軽くなると納得した。今回の件を皮切りに、住民や家族が抱えていた問題が少しずつ解決に向かっていく。

最後にナレーションが、猫のナツメ(田中哲司)からチカラへとバトンタッチ。

「僕たちは悩むことしかできない無力な存在だ。でも一緒に過ごした大切な思い出は色あせないと信じたい。だからこれからも素敵な思い出をいっぱい作っていこう。人は間違うし、1人になるのは怖いけど、大切なのは、鮮やかな結果を出すことじゃない。結果を出そうと、毎日懸命に頑張ることだ。そうすれば、きっと素敵な未来がやってくる」

後日、チカラは文学賞の大賞を受賞し、壇上に立っていたが……。

ネット上では、心に響くチカラの言葉に「最後まで心に沁みた」「とても心に響くドラマでした」「3か月楽しかった」​​との声があった。

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