岡崎紗絵、揺れるアラサーで連ドラ主演「結婚を意識する年齢になったんだな」

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4月7日からスタートする木ドラ24『花嫁未満エスケープ』(テレビ東京系、毎週木曜24:30~)で主演を務める岡崎紗絵さん。本作は、電子書籍サイト「ブックライブ」にて連載中の小川まるにのコミックを原作にしたトライアングルラブストーリー。岡崎さんは、付き合って7年、同棲して5年目の彼氏がいる主人公のアラサー女子・柏崎ゆうを演じます。

今カレ・松下尚紀(中川大輔)か元カレ・深見一(浅香航大)か……そんな揺れる恋心を演じる岡崎さんに、作品への意気込みや自身の恋愛観などをお聞きしました。

――本作のオファーを受けたときのお気持ちと、台本を読んだ感想をお聞かせください。

結婚を意識する女性を演じる年齢になったんだなということを、じわじわと実感しました。原作コミックを読ませていただいたのですが、すごく面白くて展開が気になりました。なにより原作も台本も、キレイすぎないというか、リアルな30歳手前の女性の姿が描かれているなというところに共感が持てました。

――“柏崎ゆう”の気持ちになって読まれたということですか?

そうですね。自分だったらどうするだろう……ということを考えながら読みました。早く先を読みたいという思いがありつつも、しっかり立ち止まって考えることが多かったです。

――ゆうに共感できるところは?

揺れる思いというのは分かるなと思いました。7年付き合っているカレがいて、同棲もしているなか、いろいろなことがあって気持ちが離れていっても、すぐに断ち切ることは難しいのかな……というのは共感できました。

――ゆうは28歳、岡崎さんは現在26歳ですが、この2歳差はどのように捉えていますか?

30歳手前ということで、実際の私の年齢よりも、28歳はもう少し結婚の意識は高まっているのかなとは思います。やっぱり、普通にお付き合いするにしても、多分結婚というものは、どこか意識をするだろうし「この人とこの先、人生を共にしていくのかな」とか考えることは多くなると思います。この2歳で、より現実的になるのかなと思いました。

――恋愛観も変わりそうですか?

現在のカレ・尚紀と、元カレの深見くんのキャラクターが全然違うので、その二人の間で揺れるというのがどういうものなのか、演じてみて感じる心の動きには興味があります。自分でも思わぬ感情が湧いてくるのかなという楽しみはありますね。

――今カレの尚紀は、同棲期間も長く、ゆうに甘えるような部分が多いですよね。岡崎さん自身はどう感じていますか?

自分の誕生日は忘れないで欲しいですね(笑)。完全に忘れられてしまったら、それまでの経緯を含めて、爆発してしまう大きな理由にはなるかなと思いました。あとは、長年一緒にいると、どうしても甘える気持ちは出てしまうと思うんです。特にゆうちゃんは何でもやれちゃう人なので、それに尚紀が甘えてしまうのは仕方ないとは思いますが、「お腹空いた、ご飯は?」みたいな感じになると「お母さんじゃないんだから!」って思っちゃいますよね。

――岡崎さんにとって恋人とうまくやっていくために大切だなと思っていることは?

相手に対する尊敬は大切かなと。あとは相手を尊重するというか、ある程度の距離感は必要だと思います。踏み込み過ぎないというか……。

――実際岡崎さんは、尚紀と深見だったらどちらがいいですか?

尚くんは嫌かもしれません(笑)。ちょっと寄りかかられ過ぎというか……。もうちょっと自分の足で立っていてほしいですね。深見くんはすごくゆうにとっていいのかなと思うのですが、どこかでゆうのために無理しているような気がするんです。そこが自分もしっかりと出せて、二人の関係性が築ければ、それが一番いいかなと思います。

――尚紀には誕生日を忘れられてしまったゆうですが、岡崎さんにとっての理想の誕生日とは?

カレにしてもらうなら、ということですか!? そんなに派手なことやサプライズみたいなことはしなくていいです。頑張りすぎず、さりげなく気持ちを伝えてくれれば、それが一番嬉しいですね。一緒にいる意味を感じられるような時間になれば最高だなと思います。

――アパレルのセレクトショップの店長という役柄ですが、何か役作りで参考にしたことは?

モデルの仕事をやらせていただいているので、ファッションには興味がありますし、ショップに行くこともあります。そのとき、さりげなくお店側の人の行動などを観察してみたり、あとは、私の友達にアパレルの企画をやっている子がいるので、その子に話を聞いたりしました。

「とてもリアルな描写が多い」と話していた岡崎さん。実年齢とはほんの少しだけ年上のゆうを演じることに、未来の自分を重ね合わせて「どんなことが見えてくるのか」とワクワクする部分もあると話していた。連続ドラマ初主演となる彼女の“揺れる心”に注目だ。

(取材・文:磯部正和)

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