佐藤寛太&大原優乃、原作ファンの2人が語る『あせとせっけん』実写化への思い

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佐藤寛太さん(劇団EXILE)と大原優乃さんがW主演するドラマ特区『あせとせっけん』(MBS、毎週木曜24:59~ほか ※第1話~第3話は25:09~)が、2月3日からスタート。全11巻、累計440万部を突破している山田金鉄さんの同名人気コミックを原作に、“においフェチ”男子と“汗っかき”女子の純愛を描くラブコメディです。

主人公は、化粧品&バス用品メーカー「リリアドロップ」でせっけんの商品開発プランナーを務める名取香太郎(佐藤)と、経理部で働く八重島麻子(大原)。においや汗にコンプレックスを持つ麻子がある日突然、香太郎から“におい”を嗅がれた上に「あなたのにおいにビビッと来ました」と言われ……。

もともと原作の大ファンということもあり、並々ならぬ思いで撮影に臨んでいる佐藤さんと大原さん。初共演となるおふたりに、お互いの印象や溢れる作品愛、ドラマの見どころについて聞きました。

――原作のどんなところに魅力を感じていますか?

佐藤:この2人は早い段階でくっつくんですよね。

大原:うん、早いね。

佐藤:特に大きな恋のライバルが現れたり、新しく出てくるキャラクターが2人の恋仲を邪魔したりするようなことはなくて、最後の最後まで、読んでいてほんわかした気分になるんです。過密なスケジュールで撮っているんですけど、このキャスト、スタッフだからやれていると思うし、本当に内容が幸せに溢れていて。シリアスなシーンさえも2人が2人を思い合っているのがわかるので、演じていて本当に幸せですよね。

大原:そうですね。私は原作のピュアなところが一番好きなんですが、それぞれの心情がリアルに描かれているところも、この作品ならではだと思います。ラブコメディではあるんですが、そこに捉われすぎず、繊細な心の動きとかも渋江(修平)監督が演出してくださるので、コメディがあったり、ちょっとしっとりしたり、ラブシーンがあったり。本当に素敵な作品になっていると思います。

佐藤寛太
佐藤寛太

――キャラクターを演じる上で、大切にしていることを教えてください。

佐藤:役としては、ただひとつ、まっすぐに麻子さんを愛すること。役者としては、どれだけ現場で監督が撮りたいと思ったものを2人で表現できるか。監督が考えていることをキャッチしよう、と集中しています。

大原:目線や声は、原作を意識するように心がけています。やっぱり原作がある作品なので、最初は“麻子になること”を一番大切にしていました。横の髪を増やして、メガネもたくさんフィッティングして、シャツやカーディガンの衣装合わせも4~5時間くらいやって、スタッフさんとたくさん話し合いました。衣装とか小道具とかを装着して、やっと麻子になれている実感があるので、本当にスタッフのみなさんに支えられていると思っています。

大原優乃
大原優乃

――演じる役に共感する部分はありますか?

佐藤:名取はヘコまないし、能天気だし、そういうところが近いといえば近いのかなと。深刻なことも深刻に話さないところがありますよね。あとは「ごめん」と思ったら謝るし、言いたいことは言うし……あ、これは名取じゃなくて俺だけかな(笑)。

大原:私自身にもコンプレックスがあるので、コンプレックスを必死に乗り越えようとする麻子の健気な姿には共感できますね。原作を泣きながら読んだ部分もあるので、そこは大切にしたいと思っています。

――香太郎は“においフェチ”ですが、おふたりは何フェチですか?

佐藤:2人とも、においフェチだよね?

大原:……ここで言うのは恥ずかしいけど(笑)、そうなんです。

佐藤:僕は柔軟剤とか、日頃使っている生活感のあるにおいが好きかもしれないです。例えば、子供のときにお母さんの手を嗅いだら、切った食材のにおいがする、みたいな。においって、すごく(当時を)思い出すじゃないですか。すごく個性が出ると思うので、香水よりも石鹸やシャンプーのにおいが好きです。

大原:私は、シャンプーはこれ、柔軟剤はこれ、と全部決まっているんです。例えばヘアケアだったら、日本から撤退したものを使ってるんですけど、においが好きすぎて買い溜めしています。自分のにおいに左右されてしまうタイプかもしれないです。

初共演となるお互いの印象は?
初共演となるお互いの印象は?

――初共演ですが、お互いの印象は?

佐藤:はじめましての時に、「まんま(麻子さん)だ!!」と思いました。今は現場にいる時間が長いので、役のイメージが強すぎるかもしれないです。ふだんから「麻子さん」と呼んだりするくらいなので。

大原:ただ、佐藤さんはクールな役のイメージが強かったので、すごく話しやすいというギャップがありました。最初から心を開いて話してくださったから、嬉しかったですね。

――ふだんは、どんなお話を?

大原:ずっとお話してますけど……キャンプとか?

佐藤:キャンプね。僕は「ゆるキャン△」を読んでいて、(大原さんが出演している)ドラマも見ていたので、最初に「ファンですぅ」って言いました(笑)。

佐藤寛太
佐藤寛太

――お互いの役について、ピッタリだなと感じるようなことはありますか?

佐藤・大原:それはめっちゃ思います!

佐藤:原作の麻子さんって、不器用だけどめちゃくちゃ人に優しいんですよね。大原さんは、たとえば現場で時間がなくてみんながピリついてきても、言動の節々に優しさとか、まろやかさみたいなものがあって。麻子さんのキャラクターと大原さんの人に対する丁寧さが合っている気がして、最初にお会いした時から「あぁ、こんな感じになるのかな」と想像できました。

大原:佐藤さんは、本読みの時から名取さんでした。撮影2日目でキスシーンがあって、体を張るシーンも多かったんですが、私自身そういう作品への出演経験が多くはないので、撮影に入る前は本当に緊張していて。でも、佐藤さんが引っ張ってくださるので、今は佐藤さん演じる名取さんに全力で甘えて、身を委ねさせていただいています。

大原優乃
大原優乃

――あらためて、ドラマの見どころをお願いします。

佐藤:2人とも原作を読んでいたっていう奇跡が起きたので、2人で原作に対するリスペクトを持って、絶対にキャラをぶらせないように、台本だったり演出だったりに応えたいと思っています。どの作品もそうですが、今回の作品は本当に情熱を注いで演じさせてもらっています。原作ものって、どうしても縛られるところがあるじゃないですか。けれども監督は、原作に対するリスペクトもありながら、「普通はそうしないだろ!」という独自の展開をしていくので、そこも見どころのひとつだと思っています。

大原:目に見えない“におい”がどう映像で表現されているのかが、個人的には一番楽しみです。この作品は本当にピュアな物語なので、きっと“あせキュン”してもらえると思います。こんなに健気なラブストーリーは、最近映像で見ていないなと思うくらいまっすぐな2人なので。

佐藤:大事にしたいですよね、この2人を。絶滅危惧種のようなキャラクターで、この世界観が本当に好きです。楽しくて、心があったかくなるようなシーンがいっぱいだし。

大原:うんうん。ぜひ、見てもらいたいです。

(取材・撮影・文:nakamura omame)

■佐藤寛太
ヘアメイク KANA(allure)
スタイリスト Masahiro Hiramatsu(Y’s C)

■大原優乃
ヘアメイク Junko Morimoto(GON.)
スタイリスト 寒河江健

<第1話あらすじ>
化粧品&バス用品メーカー「リリアドロップ」で商品開発プランナーとして働く、名取香太郎(佐藤)は、香りの嗅ぎ分けを得意とする、究極の“においフェチ”。ある日、会社の廊下でとっても気になる“におい”に出会い、導かれるように近づいていくと、そこにいたのは経理部で働く、八重島麻子(大原)だった! 重度の汗っかきで小さい頃に「汗子」とからかわれた経験がある麻子は、汗やにおいにコンプレックスを感じていて、人目をはばかり、こっそりトイレでデオドラント製品を使うことが日課。今日も念入りににおいケアをし、廊下を歩いていると突然、背後からにおいを嗅がれ、香太郎から「あなたのにおいにビビッときました」と言われる。不審に思った麻子はその場を立ち去ってしまうが……。その後も、香太郎は幾度となく麻子の前に現れ、商品開発のために1週間、毎日においを嗅がれることになってしまう。

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