夏菜&古畑星夏、“おばちゃん”森永悠希に感謝!?「猫柄のポーチから…」『スイートリベンジ』続編インタビュー

公開:
夏菜&古畑星夏、“おばちゃん”森永悠希に感謝!?「猫柄のポーチから…」『スイートリベンジ』続編インタビュー

――夏菜さんの座長ぶりについてはいかがですか?

森永:現場で積極的に声を出してくださるので、すごくありがたいです。

夏菜:恥ずかしい! せっかちなだけ(笑)。

古畑:一番現場を回してましたもんね(笑)。

夏菜:「今、なんで停滞してるんだろう?」みたいな間があったときに、声を出すと現場が進むので。でも、自分が思う「こういう女優は嫌だな」というタイプの女優になっているんですよね。

古畑:本当にありがたかったですよ。「言ってくれたぁ!」って(笑)。

古畑星夏
古畑星夏

――役柄との共通点についてはいかがですか?

夏菜:ユミちゃんは、そのままじゃない?

古畑:私も、人から相談されるとどうにか解決してあげたいと思うので、自分に似ていると思います。ただ、私のままだと少し男性っぽいので、“25歳の等身大の女の子“ということは意識しました。

夏菜:森永くんとケンジは、頭の回転の速さみたいなものは合ってる気がするよ?

森永:現実主義なところは似ているかもしれないです。僕自身もふんぎりの付け方がはっきりしてるほうだと思います。

夏菜:さっぱりしてていいなぁ。私とマリコの共通点は難しいけれど、他人をドライに客観視できるっていうのは似ているかもしれないですね。マリコは自分のことに対してもドライなので、そこはちょっと違うかなと思いますけど。

森永:“さりげない感じ”も似ているかもしれないです。自分では意識していないけど、相手にいい影響を及ぼしているっていうのは、マリコさんもそうですし。恩着せがましくないんです。

夏菜:え……嬉しい(照)。

――前回のインタビューで、夏菜さんは声を作るのに苦労したと話していました。今回はすぐにマリコに戻れましたか?

夏菜:私の中でマリコが出来上がっていたので、今回は難しく感じることもなく撮影できました。

――森永さん、古畑さんは役を演じる上で苦労したことはありますか?

森永:苦労というほどではないですけど、ケンジは中立を守ることを意識していて。今回はダイレクトに物を言うシーンが何か所かあったので、そこでケンジの本心をどう出していくのか、ニュアンスは少し考えました。

古畑:(続編の)後半は、ビターリベンジ社が出てくるので、私は前作よりも裏の顔を見せる部分が多かったんです。ふたつの顔があるので、いかに違和感なく、視聴者を納得させられるか。心の揺らぎを表現するのが難しかったですね。

森永悠希、夏菜、古畑星夏
森永悠希、夏菜、古畑星夏

――まさにビターリベンジ社の登場が後半の見どころかと思いますが、武田航平さん、稲葉友さんとの撮影はいかがでしたか?

古畑:現場がすごく暑かったんですけど、スタッフさんが武田さんを仰ぐと、毎回「大丈夫です」と丁寧にお断りしていて、本当に優しい方だなと思いました。遅くまで撮影があってもテンションが変わらなくて、本当に“いいお兄ちゃん”というイメージですね。

森永:僕は武田さんと10年くらい前にご一緒してから、すごく仲良くさせていただいています。本当にお兄ちゃんみたいな感じで、10歳くらい離れているのにタメ口で話せる間柄なんです(笑)。今回、一緒になるシーンはなかったんですけど、支度場で「やっと会えたね!」って話しました。

夏菜:稲葉くんは、草原のシーンですっごい蚊に刺されてたよね?(笑)。

森永:そうでしたね(笑)。

――ちなみに、森永さんのポーチは……?

森永:出しました。

夏菜:あっ! 出したんだ(笑)。

森永:「全部に塗るのは大変だから」って指の一番かゆいところにだけ塗っていて、その後、「指だけ痕が残らなかったよ」と(笑)。

――すごく楽しそうな現場ですね。

森永:NGが、全部“笑えるNG”というのも珍しいなと思います。

古畑:オレキング(第9、10話に登場するカリスマYouTuber)の時、マリコさん苦戦してましたよね?

夏菜:他の難しい台詞はポンポン言えるのに、突然「とっとと行きましょ」の「とっとと」が言えなくなっちゃってね(笑)。

古畑:あれ、私的にツボでした(笑)。

夏菜:「ととっと」「ととっとっと」みたいな。「とっとと」は、今後台詞に入れないでほしいです(笑)。でも、基本的にはコメディなので、楽しい現場でしたね。

――古畑さん、森永さんは役に引っ張られたようなことはありましたか?

古畑:私はリアクションが大きくなりました(笑)。

森永:僕は疑り深くなったかな。この人、実は裏で女性を悲しませてるんじゃないの? みたいな(笑)。

――(笑)。最後に、注目のシーンを教えてください。

夏菜:これは前作なんですけど、やっぱり横断歩道を渡って「マリコ――ッ」と叫ぶ袴田(吉彦)さんを見てほしいです。このシーンは星夏ちゃんもお気に入りだよね?

古畑:そうです(笑)。続編も本当に全話おもしろいと思います。それぞれターゲットになる男性のタイプがまったく違うので、全部しっかりと見てほしいですね。

森永:僕は、マリコさんが依頼人にかける“最後の一言”シリーズを見ていただきたいです。僕自身、前向きになろうとか、明日頑張ってみようかなっていう気持ちにさせられることが多いので、見ている方々も元気がもらえるんじゃないかなと思います。

(取材・撮影・文:nakamura omame)

画像ギャラリー

PICK UP